捨てる前に試して!弱い磁石をご家庭で簡単に強化する方法4選

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身近にある「磁石」が弱くなってくるという悩み、ありませんか?

冷蔵庫に貼ってあるメモが落ちてくる、マグネットパーツが付かなくなってきたというような困った時、捨てる前に試せる「弱い磁石を簡単に強化する方法」を4つご紹介いたします。

磁石の特性を活かした内容になっておりますので、お試し下さいね。

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弱い磁石を「強化する」とは?

身近にある磁石は、時間の経過に伴って磁力が弱まってくるものです。

そんな時に買い替えて捨ててしまうという方法もありますが、自宅にあるものや工夫により「磁力を回復、または強化」することで、まだ使用できる場合も多々もあります。

「磁石を強化する」という表現に関しては、完全に元に戻すというものというよりも、正確には「工夫により少し磁力を補う」という考え方になります。

 磁石が弱くなると困ること

磁力が足りなくなると、不便に感じることがありますよね。

たとえば、メモを貼ってもすぐに落ちる、マグネットパーツが付かなくなって固定できないというような、一つひとつは些細なことであっても、日常で必要なことがこれまで通りに機能しなくなってしまうのは、やはり困ります。

早く元のように磁石を使いたい、と思うのではないでしょうか。

 磁石が弱くなる原因は?

磁石が弱くなる理由はいくつかあり、主に以下のような理由で磁力は少しずつ失われていきます。

  • 衝撃 … 落下や衝突により内部の磁域が乱れて磁力が失われていきます
  • … 極端に熱くなると磁性材料の配列が乱れて磁力が失われてしまいます
  • 振動 … 機械などによる振動も内部の磁域配列に影響を及ぼします
  • 近くに強力な磁場 … 非常に強力な磁場にさらされた場合、元の磁極配列が変化して磁力が低下してしまいます

磁力の耐用年数と劣化のメカニズム

磁石には、磁力の耐用年数があり、それぞれ材料によって異なります。

たとえば、フェライトなら数年以上、ネオジウムなら数十年以上という差もあります。

一般的には数年以上もつもので、時間の経過に伴い少しずつ内部の「磁域配列が乱れてくる」というメカニズムで、劣化していくといわれています。

また、温度変化も影響しており、温度が上がると内部の分子運動が活発になり、結果的に磁力の低下に繋がっていきます。

衝撃も内部構造にダメージを与えて配列が変化し、磁力衰えてしまう場合があります。

一般的な磁石フェライトとネオジムの特徴と違い

一般的な磁石には、大きく分けて「フェライト」と「ネオジム」という材料が用いられており、
それぞれに異なる特徴がありますので、使用環境に合わせて磁石を選ぶためにも、知っておくとよいでしょう。

フェライト磁石

  • 最も身近で活用されている磁石
  • 主な材料は「酸化鉄」で、安価で錆にくく耐熱性があり高温でも安定
  • ネオジムに比べると小~中程度の磁力
  • 冷蔵庫に貼るマグネットなど

ネオジム磁石

  • 近年最も人気があり活用されている磁石
  • 材料は、ネオジム(希土類金属元素)、鉄、ホウ素で、磁力は非常に強く小型でもパワフル
  • 熱や錆に弱く、衝撃による磁力変化や割れやすい特徴があり、取扱いや保管には注意が必要
  • モーターなど工業製品や精密機器、ハードディスクの内部にも使用

試してほしい磁力を強化する方法4選

身近にある材料も活用して、ご家庭にある磁石の磁力を少し補ってみましょう。
具体的に試してみたい4つの方法をお伝えいたします。

適切な素材・サイズと形状の選定

磁石の厚みや大きさ、形状は磁力に大きく影響するため、用途に合わせて選びましょう。

厚みがあるものや表面積が広いもの、形状に工夫をこらし、元になる磁石より大きめにすることで、より強い磁力を発揮しやすくなります。

複数重ねる場合も、近接して配置することもポイントです。

 マグネットシートで強化する

マグネットシートは柔軟なので、元になる磁石に重ねて貼るだけで、手軽に磁力を補うことができる便利なアイテムです。

貼る時に空気が入って隙間があくと磁力が分散してしまうので、しっかり密着させましょう。

また、元になる磁石の極に対して揃えて貼るという点も重要ですので、向きを確認しておくことがポイントになります。

 ネオジム磁石の活用

ネオジム磁石は非常に強力なので、元になる磁石に近付けるだけで磁力を増幅してくれます。

とはいえ、横並びに近付けて置く場合は、配置によっては磁力同士が干渉し合い、逆に磁力が弱くなることもあるため、適切な距離と向きを意識するとよいでしょう。

具体的には、ネオジム磁石を元の磁石の後ろに貼って「後ろから後押しする」ようにすると、磁力の漏れも少なく、表面に集中して作用してくれるためおすすめです。

ただし、ネオジムは衝撃に非常に弱くて割れやすく、熱にも弱いため、丁寧に扱うようにして下さい。

重ねて強くする方法は配置に注意

複数の磁石を重ねると、それぞれの磁力が足し合わさり、全体の磁力が強くなります。

積み重ね方によって磁力の分布も変わるため、極性も揃えて重ねるようにしましょう。

例えば「N極にN極、S極にS極」を揃えて重ねると、磁力は足し算してより強くなります。
逆に「N極にS極」を近付けると打ち消してしまうので注意して下さい。

磁石同士、磁石とマグネットシート、マグネットシート同士と、いずれも重ねる時には、少々でも空気が入ってしまうと磁力が分散してしまいますので、完全に密着させるようにして下さい。重ねた後、セロテープなどで固定してもよいでしょう。

鉄板をブースターに利用

鉄板の上に磁石を貼ることで、磁力が集中してより強く作用します。

また、鉄板上に複数貼ることで磁力を安定させる効果も期待できます。

厚めの鉄板(約1~5ミリ)で、材質は軟鉄もしくは普通鋼板であれば、錆にくく加工しやすいため扱いやすくなります。
もしくは、キッチンに使用されている鉄板も活用できますので、お試しになってみてください。

100均ショップで手に入る強化アイテムの具体例

100均ショップには、ネオジム磁石、フェライト磁石、マグネットシート、鉄板プレートも揃っているため、これらを活用すれば、自宅ですぐに磁力の強化を試すことができます。

100均のネオジム磁石は、小型ながら非常にパワフルなので、錆びやすい水回り以外の小物の磁力不足解消におすすめです。

マグネットシートは、柔軟なので扱いやすいため、貼って重ねる方法に活用してみましょう。

 磁石の磁力年数をのばす保管と管理

こちらでは、磁力の低下を最小に抑え磁石を少しでも長く使うため、保管方法のポイントをご紹介します。

長期間の使用による磁石の劣化対策

長く使用しているうちに、磁石の磁力は少しずつ弱まっていきます。
衝撃により内部の磁域が乱れたり、熱により材料が変質してしまうといった理由によるものです。

少しでも磁力の低下を抑えるには、定期的に表面の汚れを柔らかく拭き取り、強くぶつけたり振動を与えないよう丁寧に扱いましょう

また、他の磁石と近付けすぎないように保管しておくという方法も有用です。

例えば、磁極どうしがくっつくように重ねない、近くに複数の磁石を密集して置かないようにするなど整理しておくと、干渉によって磁力が変化してしまうという問題も避けることができます。

 弱い磁石を回復させるための保管方法

少し磁力が弱まってきた磁石は、同極どうし(N極にN極、S極にS極)に近付けた状態にして保管してみましょう。

近接して置くことで内部の磁域が揃いやすくなり、若干磁力が回復する場合があります。
完全に元に戻るというものではありませんが、保管時に配慮してあげたいポイントです。

磁力が低下しないための環境対策

磁力の低下を招く大きな原因は「衝撃」「熱」「振動」「他の磁気との干渉」および「湿気」です。

保管する時は、衝撃に晒されたり他の磁石に近付きすぎないよう整理するほか、温度・湿度の変化も磁力に影響を及ぼします。

材料によって耐熱温度に差もありますので、温度が上昇すれば磁力も低下していき、冷えても完全に元に戻るとは限りません。

保管時には、直射日光の当たる場所も避け、温度変化や湿気の少ない涼しく安定した場所に置くようにしてください。

磁石を取り戻した活用例

普段の整理収納やDIY、工作、趣味の分野でさまざまな場面に役立ちます。

例えば、ネオジム磁石を重ねることで冷蔵庫やホワイトボードのマグネットに磁力が戻れば、メモやチェック項目などもしっかり残せます。

また、小物整理に活用したり、自作用パーツに活用する方法もあります。

実際に、磁力が弱かった古いネオジム磁石を複数重ねて強化し、ガレージの工具棚での工具固定に活用している例もあります。
鉄板を使ったブースター効果を利用して磁力を増し、より強固に磁石が貼り付けて、工具の落下防止に役立っているそうです。

さらに、100均で手に入るマグネットシートを貼る方法は、マグネットシート自体が磁力を補強する役割を果たし、写真やポスターをしっかり貼るのに使えます。

これらのように、特別な工具なしで磁石を強化することで実用性をもたらし、捨てずに活用範囲を広げることが可能になる場合がありますので、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

まとめ

磁石の磁力を強くする方法は、特別な道具や技術を必要とせず、ご家庭にあるものや100均ショップで揃えられるもので簡単に試してみることが可能です。

マグネットシートや鉄板の利用、ネオジム磁石との組み合わせなど、身近な工夫することで、磁石を捨てずに再利用できるというのは、環境にもお財布にも優しい選択といえるでしょう。

この記事でご紹介した4つの強化方法や、磁石の材料および特性を考慮した適切な保管と管理を組み合わせることで、磁石の磁力を長持ちさせながら使い続けることができます。

身近な磁石を丁寧に扱い長く活用して、日々の生活や趣味の場面で便利に役立ててみませんか?

 

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