「コンビニにろうそくはあったかな？」と気になったシーン、ありませんか？
実は、日常のちょっとしたイベントから、急な仏事や災害時の備えまで、コンビニでも店舗によって、さまざまなタイプのろうそくが手に入る場合があります。
本記事では、コンビニで扱われるろうそくの種類や地域差、価格帯の目安、さらに「ないとき」の代替購入先について、まとめてみました。
必要なときに迷わずろうそくを手に入れるヒントになりますように。
コンビニでのろうそくの扱い
全国のコンビニでのろうそくの扱い
全国展開しているコンビニチェーンでは、ろうそくの取り扱いがある店舗とない店舗が混在しています。
特に、誕生日用や仏壇用のミニサイズのろうそくは、定番の生活雑貨コーナーに、また、災害対策用品のくくりで、非常用のろうそくが販売されている場合などがあります。
地域別の扱い
沖縄・北海道・九州の例
沖縄では伝統的な風習に関連して仏事用品の需要が高く、法事用のろうそくや線香が豊富にそろっている傾向があります。
北海道や九州でも、年中行事や風習に関連した商品が充実しており、ろうそくの取り扱い率が比較的高いと言えるでしょう。
東北・四国・中国の取り扱い情報
東北や四国、中国地方のコンビニでは、地域密着型の店舗が多いため、法事やお墓参りなどのニーズに応じた仏具用品の取り扱いが見られます。
特にお盆やお彼岸の時期には、季節限定で品ぞろえが強化されることもあるようです。
関東・北陸・東海地域でのろうそくの販売
都市部を多く含む関東エリアでは、誕生日用やインテリア向けのろうそくが中心となる傾向です。
一方、北陸・東海では、仏壇用のろうそくも一定数取り扱われており、店舗の立地や周囲の住民層によって商品構成が異なる場合があります。
小規模店舗と大型店舗の違い
コンビニの規模によっても、取り扱うろうそくの種類に差があります。
小規模な駅前型店舗では最低限の誕生日用ろうそくのみ、大型の郊外型店舗やフランチャイズ店では、仏壇用や防災用のろうそくも取り扱う傾向がみられます。
店舗による取り扱いの差
以下の要因などによって、「店舗による取り扱いの差」は非常に大きなものとなります。
- 各店舗の規模（ミニ店舗・大型路面店）
- 店舗の立地（住宅地・観光地・ビジネス街）
- 店長（オーナー）の裁量による品ぞろえの違い
- 地域の風習・年中行事への対応（例：お盆、お彼岸）
そのため、同じコンビニチェーンであっても、ある店舗には誕生日用しかない一方で、別店舗には法事用品があるという差が生まれます。
日頃から品揃えをチェックする以外に、電話で取り扱い商品を事前確認するとよいでしょう。
コンビニろうそくの種類
緊急時用ろうそく
停電時や災害時など、予期せぬ緊急事態に備えて、コンビニで非常用のろうそくを取り扱っている場合があります。
これらのろうそくは一般的に太くて安定性があり、燃焼時間が長いのが特徴です。火をともしてから数時間使用できるため、突然の停電でも安心して使えます。
多くの店舗では、防災グッズの一環として、防災食や電池類、簡易トイレなどと一緒に、防災用品コーナーに配置されています。
また、マッチやライターもすぐそばに置かれていることが多く、一度の買い物で必要なアイテムをまとめて揃えられるのも利点です。
中には、風よけ機能のあるカップ型のろうそくや、持ち運びに便利なケース入りタイプが販売されている場合もあります。
さらに、夜間の避難や作業のための光源として、備えておくことには身近な購入先といえるでしょう。
人気の誕生日用ろうそく
ケーキに飾るカラフルな誕生日用ろうそくは、通年で見かけることが多いアイテムです。
数字型や細長いカラフルなものなど、デザイン性にも富んでおり、家族や友人の特別な日を彩ってくれます。
近年では、色が変わるグラデーションタイプや、ハート型・星型などユニークなデザインのろうそくも登場し、パーティー演出の一助となっています。
こうしたアイテムは、バースデーグッズやケーキとセットで売られていることが多く、ペーパーナプキンやクラッカーなどと一緒に陳列されていることもあります。
見落としがちですが、レジ横やケーキコーナー付近に設けられている場合もあるので、チェックしてみると良いでしょう。
季節限定のろうそく
お盆やクリスマス、ハロウィンなど、特定の季節イベントに合わせて、期間限定で販売されるろうそくもあります。
お盆の時期には、お墓参りや仏壇用として使える伝統的な形状のろうそくが多く登場し、香り付きタイプや無煙タイプなどのバリエーションが増える店舗もあります。
一方、クリスマスには、赤・緑・金色などの華やかな装飾ろうそくや、アロマキャンドルが人気です。
また、ハロウィンの季節には、かぼちゃ型やゴーストモチーフのデザインキャンドルが並ぶこともあります。
こうした季節商品は、イベントをより楽しく過ごすための演出アイテムとして、家族連れや若者を中心に好評です。
法事用のろうそく
仏壇用・お墓参り用のミニサイズのろうそくは、主にロウソク立てに使いやすいサイズで設計されており、1本あたりの燃焼時間も30分から1時間と実用的です。
線香とセットで販売されていることも多く、年中の行事や法要の場面で重宝されています。とくにお彼岸やお盆の時期には、これらの仏具関連商品が店頭に並びやすく、特設コーナーが設置される店舗もあります。
地域によっては、地元で好まれる香りや絵付きろうそく、伝統的な色使いのものが多く並ぶなど、文化的な違いも見られます。
また、コンビニの店頭で簡単に購入できる手軽さは、急な来客や予定変更があった際にとても便利です。
おもなコンビニでの扱われる種類・特徴の傾向
以下の傾向は、各コンビニの公式ウェブサイト・アプリ・通販ページ・生活情報メディアにおける2023年〜2024年の取り扱いをもとにまとめたものとなります。
前章でお伝えいたしました通り、店舗ごと同じコンビニチェーンであっても店舗ごとの取扱商品には大きな差が生じるため、あくまでも参考としてご覧ください。
また、個別の在庫状況などコンビニ商品は常に変動するため、具体的な購入を検討されている場合は、事前の電話確認をお願いいたします。
ファミリーマート
主な取り扱いろうそく：
- 誕生日用キャンドル（数字型・細身のカラフルタイプ）
- 仏壇用ミニろうそく（線香とセットになっていることも）
- 防災用ろうそく（太め・ケース入り・風よけカップ型）
特徴：
- 誕生日グッズ売り場や雑貨棚、レジ横に配置されていることが多い
- 防災コーナーがある店舗では、防災キャンドルを取り扱う傾向あり
- 店舗の立地（住宅街・郊外）やオーナーの方針によって品ぞろえが異なる
- 小規模店舗では誕生日用のみ置かれていることも
ローソン
主な取り扱いろうそく：
- 誕生日用（数字・アルファベット型など種類豊富）
- 仏壇用の小型ろうそく（線香とセットのことが多い）
- 防災用の長時間燃焼タイプ
特徴：
- 誕生日用は季節問わず取り扱いがあり、パーティーグッズと一緒に展開されやすい
- 法事シーズン（お盆・お彼岸）には仏具売り場が設置されることも
- Loppi端末でキャンドルの取り寄せができる場合あり（ただし即日は難しい）
- 地域や店舗規模によって取り扱いが大きく異なるのでご注意を
ローソンストア100（100円ローソン）
主な取り扱いろうそく：
- 仏事用ミニろうそく（数本セットで販売）
- 誕生日キャンドル（数字型・色つき）
- 季節限定アロマキャンドルやインテリアキャンドル
特徴：
- 価格はすべて100円台と手頃
- 災害備蓄品としてもまとめ買いしやすい
- 店舗によってはマッチやライターとセット売りされていることも
- 数量が限られるため売り切れに注意（入荷日も不定）
セブンイレブン
主な取り扱いろうそく：
- 誕生日キャンドル（数字型・カラフルタイプ）
- 仏壇用ミニろうそく（白く短い定番タイプ）
- 防災ろうそく（店舗により取り扱う種類に差が）
特徴：
- 仏壇用・防災用のみという店舗も多い
- 都市部や小型店舗では、そもそもキャンドル自体の取り扱いが少ない傾向
- 季節限定のキャンドル（クリスマス・ハロウィン）が入荷することもあるが、全国一律ではない
コンビニで購入するメリット
近所での便利さ
自宅や職場の近くにあるコンビニは、24時間営業や深夜営業している店舗も多く、急な用事に対応しやすい点が魅力です。
たとえば、急に仏壇のろうそくが切れてしまった、誕生日ケーキを急いで準備しなければならないといったときでも、すぐに立ち寄って購入できる利便性は他に代えがたいものがあります。
さらに、大雨や雪の日など、遠出が難しいときにも近所のコンビニが開いているのは、非常に心強いものです。
急な誕生日ケーキへの対応
お子さんの誕生日や職場でのサプライズなど、誕生日ケーキにキャンドルが必要なシーンは突然訪れることがあります。
そんなときに数字型キャンドルや、色とりどりの細身のキャンドルがすぐに手に入るコンビニは非常に便利で、ありがたく感じることでしょう。
ケーキと一緒に購入することで時間の節約にもなり、他の買い物をするついでに手に入れられるのも大きなメリットです。
しかも、近年ではハート型や星型など、個性的なデザインキャンドルも取り扱う店舗が増えており、イベントの雰囲気づくりにもひと役買ってくれます。
墓参や仏壇での日常使いのお灯明用に
法事の準備中やお彼岸、お盆などのシーズンには、仏壇用のろうそくが足りなくなることもあります。
特に来客が多かったり、予定外の訪問者があった場合など、手持ちの仏具が足りない場面では、コンビニで手軽に仏事用ろうそくを買い足せるのは非常に助かります。
多くのコンビニでは、ミニサイズで火持ちのよい実用的なろうそくが販売されており、線香やお香などと一緒に購入できるところもあります。
店舗によっては、季節ものとして仏事特設コーナーが設けられていることもあるため、法要の準備にあたって非常に心強い味方となるでしょう。
ろうそくが手軽に揃うメリット
コンビニではろうそく単体だけでなく、それを使用するために必要なマッチやライター、場合によってはお香や簡易仏具・慶弔用封筒や不祝儀袋などの関連アイテムも一緒に購入できる点が魅力で、時間のないときでも一度の買い物ですべてが揃い、手間を省くことができます。
防災コーナーの近くでは、非常時用のろうそくと一緒に乾電池や簡易トイレ、防災食などが並んでいることもあり、まとめて準備したい方にも便利です。
また、季節イベントに合わせた装飾用キャンドルやアロマキャンドルが並ぶこともあり、予想外のアイテムとの出会いもコンビニならではの楽しみです。
コンビニろうそくの値段目安
ろうそくの価格帯
コンビニで販売されているろうそくの価格は、おおむね100円～400円程度です。
誕生日用の数字型キャンドルやデザインキャンドルは100円台から手に入りやすく、セット売りの場合はやや割安になることもあります。
仏壇用や防災用のろうそくは、素材や燃焼時間によって価格に違いがあり、200円～400円程度が相場です。
また、一部店舗ではアロマキャンドルや装飾性のあるろうそくも取り扱っており、こちらはやや高めの価格設定になることがあります。
コンビニの中でも、イベント時期や季節商品として販売されるキャンドルは、装飾性や香り付きなどの付加価値がある分、価格が高めになる傾向にあるようです。
地域・店舗ごとの値段の違い
同じコンビニチェーンであっても、地域や立地によって価格設定が異なる場合があります。
特に都心部や観光地の店舗では、物流コストやテナント賃料の影響から、商品価格がやや割高になる傾向があります。
一方、郊外型の大型店舗やフランチャイズ店舗では、価格が比較的安定していることが多く、同じ商品でも数十円の差が生じることもあります。
また、仏事が盛んな地域や高齢者の多い地域では、仏壇用のろうそくをより手ごろな価格で販売する傾向が見られます。
イベント時期や特定のキャンペーンに合わせて、期間限定で値引きが行われることもあり、そうした時期を狙って購入するのもひとつの方法でしょう。
まとめて購入する場合の価格
コンビニでは基本的に個別販売が中心ですが、まれに数本入りのセットが割安で販売されている店舗もあります。
誕生日キャンドルや仏事用ろうそくの複数パックは、コストパフォーマンスが高いため、問い合わせてみるとよいかもしれません。
電話での取り扱い確認のポイント
ろうそくを確実に手に入れたい場合は、事前に店舗へ電話確認をするのが賢明です。
その際は「誕生日用キャンドルありますか？」「仏壇用ろうそくの在庫はありますか？」など、用途を具体的に伝えるとスムーズです。在庫切れの場合、多くの店舗では入荷時期なども教えていただけますよ。
コンビニ以外のろうそく購入場所
１００円ショップ
ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、災害時用および誕生日キャンドルや仏具用ろうそくの品ぞろえが豊富です。
数字型やカラフルなもの、シンプルな白いろうそくまで取り扱いがあり、季節によってはアロマキャンドルなども登場します。
価格が100円（税抜）であることから、複数購入しやすく、予備として自宅に置いておくにも便利です。
デザイン性が高く、インテリアにも映える商品も多いため、用途を問わず楽しめます。
大手ドラッグストア
大手ドラッグストアでは、仏事用や防災グッズとしてのろうそくが手に入る店舗があります。
線香やお香、マッチと一緒に専用コーナーで展開されていることも多く、必要なものが一度にそろえやすいのが魅力です。
また、店舗によってはアロマタイプや煙が少ないタイプのろうそくが陳列されていることもあり、住環境に配慮した選択が可能な場合もあります。
医薬品や日用品のついでに購入できるため、立ち寄りやすさも利点です。
ホームセンター・総合ディスカウントストア
カインズやドン・キホーテなどの店舗では、非常時用の大型ろうそくやアウトドア用のろうそくも取り扱っています。
とくにキャンプコーナーでは、防風性のあるキャンドルランタンや、長時間燃焼するタイプのろうそくが人気です。
種類もサイズも幅広く、まとめ買いに適しているだけでなく、収納しやすいパッケージタイプのものも多く見られます。
DIY好きな人向けに、キャンドル製作用の素材が販売されていることもあります。
雑貨店・仏具店
デザイン性を重視した雑貨店では、アロマキャンドルや装飾用のろうそくが豊富にそろっています。香りや形、色にこだわった商品はギフトにも適しており、プレゼント需要にも応えています。
一方で、仏具店では伝統的な用途に特化したろうそくがそろっており、燃焼時間や太さ、色など、用途別に選べるのが魅力です。地域によっては寺院御用達の専門店もあり、高品質なろうそくが手に入ります。
オンラインショップでのろうそく購入時の注意点
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでは、取り扱い種類や価格帯が非常に幅広く、店舗にないような特殊なデザインや業務用のろうそくも購入可能です。
ただし、サイズや用途、燃焼時間を誤って選ぶことがないように、商品説明やレビューをしっかり確認することが大切です。
特に仏事用の場合は、地域の風習に合ったものを選ぶ必要があるため、事前に情報を調べておく必要があります。
また、配送日数や送料にも注意が必要で、余裕を持って準備するよう心がけた方がよいでしょう。
コンビニろうそくの幅広い活用法と保管について
非常時の照明としてのろうそくの使い方
災害時や停電時の備えとして、懐中電灯とともに非常に役立ちます。
火を使う際は、耐熱皿やキャンドルホルダーを敷くのが基本で、火災防止の観点からも周囲の可燃物を避ける配置を心がけましょう。
万一に備えて消火用の水を用意しておくことも忘れずに、短時間の停電だけでなく、長時間に及ぶ場合も想定し、複数本を保管しておくとよいでしょう。
また、日頃からろうそくを使用しておくことで、特にお子さんがいざという時ろうそくに違和感がないよう、慣れておくことも大切なことではないでしょうか。
ステキな燭台などでお部屋の雰囲気づくりに活かしたり、香りつきのものを焚いてみたり、週末に照明を落としてろうそくの光だけで過ごす「キャンドルナイト」のようなことを取り入れてみるのも、身近に感じられやすくなりますよ。
イベント・キャンプなどでの使い方
キャンプやバーベキュー、野外フェスなどのアウトドアイベントでは、ろうそくが演出の要として活躍します。
ランタンでは出せない揺らめく炎の柔らかさが、夜の雰囲気を一層引き立ててくれます。
特に防風カップ付きのキャンドルや、防滴加工された屋外向けのろうそくは、風や湿気に強く、実用性も兼ね備えています。
また、キャンプファイヤーの前に小型のキャンドルを並べてデコレーションしたり、手作りのキャンドルホルダーを使うなど、自由な発想で楽しみましょう。
手軽にできるろうそくアートの楽しみ方
ろうそくは「使うもの」であると同時に、「作る・飾る楽しみ」も持つアイテムです。
芯の色や形状を変える、異なる色のワックスを重ねてグラデーションをつけるなど、工夫次第で自分だけのキャンドルアートが完成します。
近年では、100円ショップやネット通販で購入できるキャンドル用のシリコン型や香料、着色料などが手軽に手に入るため、初心者でも取り組みやすい環境が整っています。
お子さんと一緒に作るワークショップ的な楽しみ方もでき、家庭でのアクティビティとしても活用できますよ。
ろうそくの保管方法
ろうそくを長期間きれいな状態で保つには、保管場所が重要です。
直射日光や高温多湿の場所に置くと、ろうそくが変形したり、色褪せたりする原因になります。
特に夏場は溶けやすいため、冷暗所や引き出しの奥など、温度が一定の場所がおすすめです。
また、購入時の包装をそのままにしておくことで、ホコリや異物の付着を防ぎますが、香りつきのろうそくの場合は、他の匂いが移らないよう密閉容器に入れておくとよいでしょう。
定期的に在庫を見直し、変形や劣化がないか確認することも大切です。
まとめ
コンビニでは意外にも多種多様なろうそくが販売されており、誕生日や法事、非常時などさまざまな場面に対応できます。
店舗や地域によって品ぞろえは異なるものの、急遽必要になった際、手軽に購入できる利便性は大きな魅力です。
購入予定のコンビニ店に、あらかじめ電話で必要な種類のろうそくが購入可能か確認するのが、確実な方法です。
コンビニにない場合も、100円ショップやドラッグストア、オンラインなど身近な選択肢もあります。
目的に応じたろうそく選びと購入先の目星、正しい保管方法をチェックし、必要なときに困らない準備としてお役立ていただけましたらさいわいです。
