コインランドリーは、自宅で洗濯機が使えないときや、天候、洗濯物の量や大きなサイズ、家事の時短など、さまざまなシーンで活用できて便利ですよね。
気軽に使える反面、洗濯中に外出する際には守りたいマナーもあります。
この記事では、トラブルを防ぎ心地よく利用するためのポイントと、外出時間を有効に使う方法についてわかりやすくご紹介いたします。
コインランドリーで洗濯中に外出する際の基本マナー
コインランドリーは、不特定多数の方が共同で利用する空間ですので、他の利用者に迷惑をかけないように、マナーに気を配って利用する必要があります。
ここでは、洗濯中に外出する場合に守りたい基本マナーについてお伝えいたします。
外出する前に確認すべきルールと注意点
コインランドリーのルールは店舗によって異なるため、外出する前に必ずルール表に目を通して、守るポイントを把握しておきましょう。
よくあるルールには、「指定時間内に洗濯物を回収すること」「他の利用者にご迷惑となるため放置しないように」と言うものがあります。
また、外出時には「洗濯後○分以内に回収して下さい」と案内している場合もあります。
施設のルールを守ることと、設定や機器を正しく使うことは、基本的なマナーです。
外出する時間を決める要素となりますので、最初に必ずチェックしておきましょう。
洗濯物の放置に関する責任とリスク
洗濯中に外出して帰ってこない場合、他の利用者が空きを待っているという理由で洗濯物が撤去されたり、カゴに移されたりする場合もあります。
またそれにより、盗難にあうというリスクを伴うということも考慮にいれておきましょう。
さらに、放置された洗濯物が迷惑になるという問題もあるため、ご自身の所有物に対して責任を持ち、指定時間内に確実に回収できるように戻ってきて下さい。
洗濯機の所要時間を知って効率的に活用する
コインランドリーの洗濯機は機種によって所要時間が異なります。
例えば、「洗濯に30分」「乾燥に40分」と設定している機器もあれば、「洗濯に45分」と少し長めのものもあります。
事前に所要時間を把握しておくことで、慌てずに自分の買い物や用事もこなし、指定時間に確実に帰ってこられるようにできます。
また、移動距離なども考慮して外出するには、近場のカフェや買い物先を活用するため、あらかじめコインランドリー周辺の商業施設をチェックしておくこともおすすめします。
コインランドリー利用時の外出方法
コインランドリーの洗濯中に外出して、お買い物や自分だけの休息時間に充てたりする方も少なくありません。ここでは、外出時に気をつけたいポイントについて具体的に解説してまいります。
スマホアプリを活用した洗濯管理の方法
近くのコインランドリーの空き情報が分かるアプリもあります。
また、運転完了時に通知してくれるタイプのアプリであれば、外出中の用事に専念することも可能になります。
さらに、アプリの予約機能と連動できるコインランドリーを活用すれば、待機時間を減らすこともできるでしょう。
アプリを検索して探すほか、コインランドリー内に便利な機能とQRコードの説明が設置されたところもありますので、周辺地域をチェックしてみてはいかがでしょうか?
洗濯~乾燥まで種類による所要時間の目安
コインランドリーの洗濯機も乾燥機も、機種によって所要時間に差があります。
一般的には、洗濯に約30~45分、乾燥に約40~60分かかります。
また、大型の洗濯機は通常、小型よりも若干時間が長くなる場合もあります。
毛布、シーツ、厚手の衣類は乾燥に時間がかかるという特徴もあるので、自分が洗うものにあわせた所要時間をあらかじめ把握しておき、スマホのタイマーやアラームを設定しておいて少し早めに戻ってくるようにして下さい。
帰ってくるべき時間に余裕を持って行動すれば、他の用事も同時にこなしやすくなります。
近くのカフェやスーパーでの効率的な時間の使い方
コインランドリーの近くにカフェやスーパーがある場合、外出中の時間も有効に活用してみましょう。
例えば:
- 近くのカフェに足を運び、読書、仕事の整理、パソコン作業に集中するなど自分だけの時間に使う。
- スーパーなどに買い物に行き日用品を揃える。買い足したいものも整理しておくと、帰宅後の家事もよりスムーズに。
- 気になる商業施設の周辺でコインランドリーを検索しておき、散策して過ごす。
さらに、洗濯物の量にもよりますが、目的のお店などを先に決めてからコインランドリーを探して利用するという方法もあります。
コインランドリーの所要時間に他の行動をあわせることで、日常生活の負担を軽減するほか、気分転換にも活用するとよいでしょう。
外出中のトラブル対策と緊急連絡方法の確認
外出中に万が一トラブルが発生した場合に備えて、緊急時の連絡方法もあらかじめ把握しておきましょう。
例えば、交通障害や何らかの予期せぬトラブルなどにより、洗濯終了時間内や営業時間内にコインランドリーに戻れなくなってしまったといった場合に備えておくということです。
とっさの時に慌てないように、洗濯物をどうするのか、いつ引き取りに行かれるのかなどを伝えるため、念のため店内に貼ってある緊急連絡先をメモしておくとよいでしょう。
コインランドリーでの洗濯物の管理
自分の洗濯物をきちんと管理することで、他の利用者も気持ちよく利用でき、快適に洗濯する空間になることを心がけましょう。
混雑時の洗濯機・乾燥機の順番待ちルール
混雑している時には、他の利用者も空きを待っています。
洗濯が終わったらすみやかに取り出して、後に続く方に譲りましょう。
乾燥機も同様に、運転が完了した時には放置せず、すぐに中身を回収して下さい。
また、自分の番が近くなった時にはランドリーバッグを用意し、待機しておくという配慮も大切です。
順番待ちのルールを守って、お互いに気持ちよく利用するようにしましょう。
洗濯物のサイズと容量の見極め方
洗濯機には推奨される容量が設定されています。
容量が大きすぎるものも、小さすぎるものも、洗い上がりに影響してしまいます。
例えば、
- シーツや毛布のように大きなものは大型洗濯機に分ける
- 小量の洗濯物なら、小型の洗濯機に分けることで、運転時の揺れも少なく、仕上がりもよくなる
最適な量に分けることで、洗濯後の満足度も上がってくるというポイントです。
洗濯機の投入前チェックと洗剤は適量で
洗濯機に洗濯物を投入する時には、ポケットの中身も必ずチェックしましょう。
ティッシュ、コイン、レシートが残っているというようなミスもよくあります。
また、洗剤は指定量よりも少なくしたり入れすぎたりせず、適量にすることで汚れもよく落ち、洗濯後に洗剤が衣類に残ってしまうという問題も避けられます。
柔軟剤も指定量に従って入れるようにしましょう。
盗難防止のための対策
コインランドリー内に洗濯物を置き去りにしておくという行為は、盗難にあいやすくなります。
運転が完了したらすみやかに回収して、自分のカゴに整理して下さい。
また、ランドリーバッグにネームタグを付けるという方法も有用で、他の利用者のものと間違えて持って帰ってしまうというミスも少なくなります。
大切な衣類はご自身で管理するよう心がけましょう。
洗濯物が残っている場合の対処法
運転後に洗濯物が取りにこられてない場合、他の利用者が機器を使えるよう、一時的にカゴに移して保管してくれている場合もあります。
このような時には、自分の洗濯物に間違いないかよく確かめた上で回収して下さい。
万が一、自分のものがないもしくは自分以外のものが紛れ込んでいるという場合もあるかもしれませんので、そのような時は店内に掲示してある緊急連絡先に相談して、対応をお願いしましょう。
洗濯中に気をつけるべきトラブル
利用時によくあるトラブルに対して、具体的な対策とともに見ておきましょう。
一般的なトラブルと実際の対応方法
洗濯機が止まって動かない、乾燥機が温まってこないというようなトラブルはよくあります。
料金の投入不足もしくは扉のロック不良も考えられますので、まずはチェックしましょう。
確認しても解消しない場合や、そのほか洗濯機のエラー、不具合、漏水があった場合には、店内に貼ってある緊急連絡先に連絡して対応を仰ぐようにして下さい。
また、他の利用者の洗濯物と混ざってしまうというミスもありますので、必ず、自分のものかどうかよく確かめた上で回収することを心がけましょう。
さらに、他の利用者とのトラブルに発展してしまうような場合も、従業員に相談して対応してもらう方がよいでしょう。
他の利用者への対応とマナー
他の利用者に迷惑をかけないよう、マナーも守って利用しましょう。
洗濯や乾燥終了後は洗濯物を放置せず、すみやかに回収して次の人に譲りましょう。
また、近くに困っている人がいたら手助けできる範囲でサポートするという気遣いも大切です。
例えば、再度扉をロックし直しを伝えたり、緊急連絡先の張り紙がある場所を知らせるなど、必要に応じてさりげなくできるとよいでしょう。
洗濯物の傷みを防ぐための注意点
洗濯時に生地が傷まないよう、ご家庭で洗濯する際と同様に少し留意するとよいでしょう。
例えば、
- 洗濯ネットに入れて洗う。
- ファスナーの付いた服は閉めて、裏返して洗う。
- 色移りを避けるため、濃色と淡色に分ける。
- 洗濯表示に合った洗剤・漂白剤・柔軟剤を選び指定量を入れる。
燃えやすい素材を扱う際の工夫
ポリエステル、ナイロン、アクリルのような化学繊維は、火気に近付くと溶けやすいという特徴があります。乾燥時に熱に当てすぎないよう、設定温度に留意して下さい。
また、洗濯表示も必ずチェックして、タンブラー使用の可否と設定温度に従いましょう。
万一火花が上がったというような異常があった場合は、すぐに運転を止め、スタッフに相談する必要があります。
洗濯物の故障や汚れ発生時の対策
洗濯後に「汚れが落ちない」「シミが付いた」と感じた場合も、対策方法はあります。
他の衣類も一緒に洗ってこすれて付着してしまう場合もあるので、別に分けて洗うとよいでしょう。
また、機器の不具合によって洗濯物にダメージがあった場合は、すみやかにスタッフに相談して対応を依頼してみましょう。
スタッフに相談する際の注意点
スタッフに相談する時には、具体的に何があったのか整理しておくようにして下さい。
- 「洗濯機の動きが止まった」「乾燥時に異音がする」といった不具合に関する情報をあらかじめ整理しておくと、対策も早く行いやすくなります。
- 何時に運転したものなのか、どういうものを洗っていたかという洗濯物に関する情報もまとめておきましょう。
コインランドリー活用のメリットとデメリット
コインランドリーは、自宅にない大型洗濯機も活用できるという魅力もあれば、注意すべきポイントもありますので、確認して上手に活用しましょう。
自宅で洗濯する場合との比較
コインランドリーなら、自宅よりも大容量の洗濯機を利用することができます。
大物もまとめて洗いやすく、また干す手間も少ないというメリットもあります。
一方で、自宅なら他の家事も同時にこなしやすく、コインランドリーでは移動や待機する負担が生じます。
とはいえ、雨天続きで洗濯物が乾かない場合や、近所にある上、利用時間を考慮して待機時間が少ない場合には苦にならないこともあるでしょう。
その他、天候や料金・水道代も視野に入れて、自分に合う方法を検討して活用するのがよいでしょう。
ドライクリーニングや布団洗濯の場合の考慮点
ドライクリーニングに出すべき衣類もあれば、布団のように大型のものはコインランドリーの大型洗濯機が活用できます。羽毛布団も洗えて清潔に保つという魅力もあります。
ただし、材質によって洗濯方法も異なるので、必ず洗濯表示もチェックして水洗い可能な場合にしましょう。
容量なども含め判断が難しいと感じる場合は、スタッフに相談してみてもよいかもしれません。
深夜・早朝の利用や休日の特徴と注意点
深夜・早朝の利用では、他の利用者も少なく空きがあって利用しやすい傾向にあり、自分のペースでしずかに洗濯したいという方におすすめではあります。
一方で、人気が少ない時間帯は防犯面で注意が必要な場合も考えられるため、どのような場所にあるのか、一人でコインランドリー内に待機するのかいったん帰宅するのかなど、あらかじめ検討しておくとよいでしょう。
また、週末や休日は込み合いやすく、待機時間を要する傾向にあります。
日頃から、込み具合などもチェックして、自分に都合のよい時間帯やコインランドリーの場所を選んで利用するとよいでしょう。
外出以外の洗濯時間活用法
コインランドリー内での待ち時間も有効に活用して、自分の時間として心地よく過ごしましょう。
勉強や仕事をしながらの待機時間の使い方
最近のコインランドリーには、広いスペースや併設施設を持つタイプも増えてきました。
ちょっとしたイスとテーブルを備えたところもありますので、込み具合や他の利用者を勘案した上で、占有スペースが持てる場合には外出せずに待機することも可能です。
無音もしくは小さなBGMが流れる静かな空間であることが多いため、読書、資格試験の対策、仕事の下準備などに充てれば、自分だけの集中時間として活用できます。
ポータブルWiFiもあれば、SNSや動画視聴、メールチェック、文章作成も可能になります。
待ち時間を気持ちよく過ごすアイデア集
自分ひとりだけの気分転換の時間にして、気持ちよく過ごすこともできます。
例えば、
- 耳障りに感じない場合はBGMを聴きながら深呼吸やストレッチ
- クロスワードパズルやゲームにチャレンジ
- 読書や気になることの検索タイム
- 音楽・動画ストリームなどを活用してイヤホンで好きな音楽や動画視聴
- 買い物メモや献立作り
- 週末の予定や旅行プランを立てる
- 自分と向き合い、思ったことを書き出すジャーナリング時間
その他、普段やらなければならないことではなく、やりたいと思っているけれど出来ていないことをやってみる時間にするというのも、よいのではないでしょうか。
洗濯後のアフターケアと最適な持ち帰り方
洗濯物回収のタイミングと工夫
洗濯や乾燥が終わったら、できるだけ速やかに洗濯物を取り出しましょう。
放置していると、他の利用者に迷惑がかかるだけでなく、洗濯物が湿気を帯びてしまい、においや雑菌の繁殖につながる恐れがあります。
回収のタイミングを忘れないように、スマホのタイマーや専用アプリを活用しましょう。
しわ防止・乾燥後の管理方法
洗濯物を取り出したら、できるだけ早い段階で軽くほぐし、ある程度畳んでから乾燥機に入れると、しわを防ぐことができます。
また、乾燥後もすぐに畳むことで、余分なしわがつきにくくなり、アイロンがけの手間も減らせます。
運搬に用いるランドリーバッグも、洗濯物の容量に合わせて無理に詰め込まないよう、折り曲がらずに入れられるものを選んで下さい。
状態をチェックするべき洗濯物の種類
とくに、デリケートな衣類や色落ちしやすいものは、洗濯後の状態を確認しましょう。
色あせや生地の傷み、形崩れがないかをチェックし、必要に応じて手洗いや別のケアを行うと長持ちします。
また、布団や厚手の衣類の場合は、乾燥ムラや湿り気が残っていないかを確認し、不十分な場合はカビなどを防ぐため、再度乾燥機を利用するか、風通しの良い場所に干して完全に湿気を逃してから収納するようにしましょう。
まとめ
コインランドリーでの洗濯時間を、心地よく有効に利用するための具体的なマナーやポイントをお伝えしてきました。
- 外出前の確認とマナー
洗濯機の利用ルールや正しい使用方法、所要時間を事前に把握し、洗濯物の放置は避けるのは基本マナー。放置により他の利用者に迷惑がかかる上、盗難や紛失リスクが生じる場合も。 - 外出活用方法
洗濯・乾燥の完了時間前に余裕をもって戻るため、タイマーやアプリを活用。事前準備して近隣のカフェやスーパーなどで時間を活用。トラブルで戻れない時に備え、緊急連絡先もメモ。 - トラブル対策と対応
洗濯機の故障や汚れ発生時には、スタッフへ連絡し対応を仰ぐ。他の利用者とトラブルにならないようマナーを守って接し、洗濯表示を要チェック。 - コインランドリーのメリットとデメリット
自宅洗濯に比べて時間短縮や大容量の洗濯が可能一方で、移動時間や混雑時・深夜利用の注意点なども勘案を。ドライクリーニングや布団洗濯時の特別な配慮も。 - 外出以外の洗濯時間活用法
施設内で勉強・仕事以外に、週末の計画・献立・ジャーナリングなど気分転換や、普段やろうと思っても後回しになっていることややりたいことをする自分時間に。 - 洗濯物の管理とアフターケア
しわや傷みを防ぐためため、洗濯・乾燥後はできるだけ早く取り出して畳み、持ち帰ること。また洗濯物の状態を確認し、必要に応じた対処も。
コインランドリーは共同空間であること、他の利用者さんへの気遣いも忘れずに、これからも活用してご自身の時間作りに役立てていけますように。