気づいたら、家にたくさんの茶葉やティーバッグがあった、ということはありませんか?
自分で買ったものやいただきものなど、「これではもったいないけれど飲みきれそうにない」という場合、身内や職場、友人などにお分けする他に、捨てずに使うにはどうしましょう・・・
そこで今回は、茶葉やティーバッグについて、飲む以外の活用アイデアを14項目ご紹介いたします。 紅茶はもちろん、緑茶やウーロン茶、ハーブティーにも応用できますので、参考になさってみてくださいね。
紅茶やお茶類の活用アイデア集
紅茶はそのまま飲む以外に、ミルクや甘味・スパイス・フルーツなどを加えてアレンジすると、目先も変わり案外飲みすすめられます。
とはいえ、飲む以外にも以下の方法で、さまざまな用途に使用できますので、捨てずに気軽に使ってみませんか?
紅茶以外にも緑茶やウーロン茶、ハーブティーの茶葉およびティーバッグにも活用できますよ。
料理やお菓子の風味づけ
- 加熱して湿気を飛ばし、ふりかけの材料にして混ぜる
- かつお節や昆布などと一緒に濃い目の味付けで煮て佃煮にする
- 調味料とともに煮汁に使うと、濃い色味づけとコクや味の奥行も加わる
- 茶葉そのものもしくは抽出液を入れて炊きこみご飯にする
- 生やドライフルーツを煮たコンポートや野菜と肉類を煮るスープのだしなどにする
- 紅茶や緑茶・ハーブティーなどで、ケーキやクッキー・クリームなどをアレンジする 等々
さまざまなレシピも紹介されていますよね、代表的なものは紅茶煮豚、青魚の煮魚にも合います。
魚や肉の臭み消し脂落とし
- 下処理で茶液にくぐらせることで、食材の臭みを軽減、余分な脂を落とす
- お湯の代わりに茶液で直接しゃぶしゃぶ
緑茶なら焙じてほうじ茶で飲む
フライパンで炒ることで、香ばしいほうじ茶として飲むことも可能です。
紅茶葉の包みくん製
紅茶の香りでまろやかなくん燻製になります。
紅茶と砂糖をアルミホイルで包み少し穴を開ける方法ならで、煙の臭いを軽減し後片付けが簡単になりますよ。作り方もご案内します。
- 紅茶の茶葉+砂糖を混ぜたものをアルミホイルで包み、フォークで数か所に穴をあける
- フライパンまたは 中華鍋の底にクッキングシート(またはアルミホイル)を敷き、フタの内側はアルミホイルで覆う
- 1を入れてその上に網を置き、その上にクッキングシートを敷いてチーズやゆで卵などの食材を並べる
- フタをして、焦げないよう途中で確認しながら弱火で15~20分ほど燻す
- 火を止め、そのまま10分ほど置いて香りをなじませ、粗熱が取れたら完成(香りが弱いと感じたら、なじませる時間を長めに)
お茶うがい
多めに抽出しておき、気軽にうがいに使うのも手です。
湯船や足湯の入浴剤
- ティーバッグなら2〜4個、茶葉15~20g位を市販のお茶パックやシンク用水切りネットのストッキングタイプ、ガーゼ、使い古しのストッキングなどに詰めて湯船に入れるだけ
- 足湯の場合は、湯量に従いティーバッグ1個~使える
※紅茶は色素が残り衣類へも色移りしやすいため、残り湯を洗濯に使用することは避け、浴槽は入浴後すみやかにお掃除するのがポイントです。
香りを楽しむ
- アロマポットや茶香炉がある場合には、茶葉を乗せて温めることで、ほのかな香りが漂う
茶葉に湿気がある場合は、乾燥させると香りが立ちやすくなります。
ティーバッグの場合は中身を出してトレイに乗せます。
茶葉は焦げやすいため、緑茶の場合は「かりがね(茎茶)」の部分を用いるほか、トレイにさらにアルミホイルを乗せてから茶葉を置くとよいでしょう。また、火が点いている間はそばを離れないように十分注意してください。
園芸や家庭菜園での活用
乾燥させた茶葉や茶殻は、植木鉢や庭の土に軽く混ぜたり、表面にパラパラと敷いて使うことができます。
これは「マルチング」と呼ばれる方法で、土の乾燥を防ぎ、見た目もナチュラルに仕上がります。
湿ったまま大量に混ぜ込むとカビが発生しやすいため、必ず乾燥させて少量を使うのがポイントです。
消臭・脱臭・虫よけ
- 冷蔵庫、靴箱、靴やブーツの中、ゴミ箱などに置いて脱臭
- 食器棚や食品収納庫、衣類収納ケースに入れて湿気も吸収
- 掃除機に吸わせて、排気のニオイ対策
- ティーバッグはそのまま、茶葉はお茶パックやガーゼなどに詰めるか、空いた缶や小瓶にいれてフタを開け、ニオイの気になる場所に置くだけ
- ラベンダーなどハーブ類のティーバッグをクローゼットに吊るして、ナチュラルな虫よけ剤
紅茶などの茶葉が匂いや湿気を吸収する性質を利用し、1~2週間ほどで交換します。茶葉に重曹を加えてもOKです。
手のニオイ取り
魚や肉を触った後、手に茶葉をこすり合わせてニオイを取ります(ニオイが茶葉に吸着)。
使用後の茶殻でもOKです。
掃除に使う
- シンクや洗面所、蛇口の掃除
- 畳や玄関の掃き掃除に茶葉を撒いてホコリ取り
- 磨き掃除にティーバッグはそのまま、茶葉はお茶パックや古いストッキング、水切り用ネットストッキングタイプなどに入れる
紅茶に含まれる成分タンニンを利用しシンクや蛇口を磨くと、洗剤なしでもピカピカになりますよ。
茶葉を撒いた後ほうきで畳の目に沿って掃くことで、ホコリがきれいにとれます。玄関の砂埃や水気もとれる掃除方法です。
飲み終えた茶殻をよく絞って同様に使用することも可能です。
サシェ(香り袋)にする
ティーバッグはそのまま、茶葉はガーゼやお茶パック・小さな布や紙の袋に詰め、お好み精油を追加しクローゼットや玄関などに置くだけです。
ハンドクラフトや手芸に使う
乾燥させた茶葉は、ハンドクラフトの材料としても楽しめます。
・紙漉きに混ぜて和紙風に
牛乳パックやコピー用紙をちぎって水に浸し、ミキサーで細かくしたものに乾燥茶葉を混ぜると、ナチュラルな風合いの「和紙風ペーパー」が作れます。茶葉の種類によって、緑がかったり茶色がかったりと独特の模様が生まれるのも魅力です。
・手作り石けんに加えてアクセントに
石けんの素地に少量の茶葉を混ぜ込むと、自然な粒感が加わりクラフト感のある仕上がりに。型に流し入れる際に表面に振りかければ、インテリアにも映えるオリジナル石けんになります。
・キャンドルに散らして雰囲気アップ
溶かしたキャンドル用ワックスに乾燥茶葉を加えて型に流すと、透明や半透明の中に茶葉が浮かぶデザインキャンドルが作れます。火を灯さなくても飾るだけでナチュラルな雰囲気に。
※キャンドル用ワックスは100円ショップや手芸店、ネット通販で手に入りやすいほか、手軽に作りたい場合は市販のキャンドルを溶かしてリメイクする方法もあります。
いずれも簡単に試せるクラフトで、茶葉を無駄にせず趣味の時間を楽しめる活用法です。
染色
・紅茶の色味や成分で、天然素材の紙や布は優しい色合いに染まる
※簡単な手順:鍋に茶葉と染めたい布を入れ色づきを見ながら弱火で数十分煮込み、クエン酸・塩・焼きミョウバンなどで色止め後に水ですすぎ陰干し
・木製の小物などに自分でアンティーク風の加工を施すことも
まとめ
紅茶やお茶類のティーバッグや茶葉は、飲む以外にもたくさんの活用法があります。
料理やお菓子・うがい・ほうじ茶・入浴剤・アロマ・消臭剤・掃除・香り袋・染色など…
たくさんあって飲みきれない場合の簡単活用として、ご紹介した以外にも、まだまだ使い道があるかと思います。何か試してみたいものは、ありましたか?