気づいたら、家にたくさんの茶葉やティーバッグがあった、ということはありませんか?
自分で買ったものやいただきものなど、「これではもったいないけれど飲みきれそうにない」と思うこともあるかと思います。
そこで今回は、茶葉やティーバッグについて、飲む以外の活用アイデアを11項目ご紹介いたします。 紅茶はもちろん、緑茶やウーロン茶、ハーブティーにも応用できますので、参考になさってみてくださいね。
紅茶やお茶類の活用アイデア集
紅茶はそのまま飲む以外に、ミルクや甘味・スパイス・フルーツなどを加えてアレンジすると、目先も変わり案外飲みすすめられます。
とはいえ、飲む以外にも以下の方法で、さまざまな用途に使用できますので、捨てずに気軽に使ってみませんか?
紅茶以外にも緑茶やウーロン茶、ハーブティーの茶葉およびティーバッグにも活用できます。
料理やお菓子の風味づけ
- 加熱して湿気を飛ばし、ふりかけの材料にして混ぜる
- かつお節や昆布などと一緒に濃い目の味付けで煮て佃煮にする
- 調味料とともに煮汁に使うと、濃い色味づけとコクや味の奥行も加わる
- 茶葉そのものもしくは抽出液を入れて炊きこみご飯にする
- 生やドライフルーツを煮たコンポートや野菜と肉類を煮るスープのだしなどにする
- 紅茶や緑茶・ハーブティーなどで、ケーキやクッキー・クリームなどをアレンジする 等々
さまざまなレシピも紹介されていますが、代表的なものは紅茶煮豚など。青魚の煮魚にも合います。
※紅茶を活かす簡単お料理レシピ案(調味料・ご飯・副菜・スープ編)
魚や肉の臭み消し脂落とし
- 下処理で茶液にくぐらせることで、食材の臭みを軽減、余分な脂を落とす
- お湯の代わりに茶液で直接しゃぶしゃぶ
緑茶なら焙じてほうじ茶で飲む
フライパンで炒ることで、香ばしいほうじ茶として飲むことも可能です。
お茶うがい
多めに抽出しておき気軽にうがいに使うのも手です。
湯船や足湯の入浴剤
- ティーバッグなら2〜4個、茶葉15~20g位を市販のお茶パックやシンク用水切りネットのストッキングタイプ、ガーゼ、使い古しのストッキングなどに詰めて湯船に入れるだけ
- 足湯の場合は、湯量に従いティーバッグ1個~使える
※紅茶は色素が残り衣類へも色移りしやすいため、残り湯を洗濯に使用することは避け、浴槽は入浴後すみやかにお掃除するのがポイントです。
香りを楽しむ
- アロマポットや茶香炉がある場合には、茶葉を乗せて温めることで、ほのかな香りが漂う
※茶香炉は緑茶葉を熱源の上皿にのせて焚いた香りをアロマとして楽しむための香炉で、アロマポットは熱源の上にポット(深さのある小鉢)に水と精油やハーブなど乾燥植物を入れて香りを楽しみます。熱源は、キャンドルと電気式があります。
茶葉に湿気がある場合は、乾燥させると香りが立ちやすくなります。ティーバッグの場合は中身を出してトレイに乗せます。茶葉は焦げやすいため、緑茶の場合は「かりがね(茎茶)」の部分を用いるほか、トレイにさらにアルミホイルを乗せてから茶葉を置くとよいでしょう。また、火が点いている間はそばを離れないように十分注意してください。
消臭・脱臭・虫よけ
- 冷蔵庫、靴箱、靴やブーツの中、ゴミ箱などに置いて脱臭
- 食器棚や食品収納庫、衣類収納ケースに入れて湿気も吸収
- 掃除機に吸わせて、排気のニオイ対策
- ティーバッグはそのまま、茶葉はお茶パックやガーゼなどに詰めるか、空いた缶や小瓶にいれてフタを開け、ニオイの気になる場所に置くだけ
- ラベンダーなどハーブ類のティーバッグをクローゼットに吊るして、ナチュラルな虫よけ剤
紅茶などの茶葉が匂いや湿気を吸収する性質を利用し、1~2週間ほどで交換します。茶葉に重曹を加えてもOKです。
手のニオイ取り
魚や肉を触った後、手に茶葉をこすり合わせてニオイを取ります(ニオイが茶葉に吸着)。
使用後の茶殻でもOKです。
掃除に使う
- シンクや洗面所、蛇口の掃除
- 畳や玄関の掃き掃除に茶葉を撒いてホコリ取り
- 磨き掃除にティーバッグはそのまま、茶葉はお茶パックや古いストッキング、水切り用ネットストッキングタイプなどに入れる
紅茶に含まれる成分タンニンを利用しシンクや蛇口を磨くと、洗剤なしでもピカピカです。
茶葉を撒いた後ほうきで畳の目に沿って掃くことで、ホコリがきれいにとれます。玄関の砂埃や水気もとれる掃除方法です。
飲み終えた茶殻をよく絞って同様に使用することも可能です。
サシェ(香り袋)にする
ティーバッグはそのまま、茶葉はガーゼやお茶パック・小さな布や紙の袋に詰め、お好み精油を追加しクローゼットや玄関などに置くだけです。
染色
- 紅茶の色味や成分で、天然素材の紙や布は優しい色合いに染まる(簡単な手順は、鍋に茶葉と染めたい布を入れ色づきを見ながら弱火で数十分煮込み、クエン酸・塩・焼きミョウバンなどで色止め後に水ですすぎ陰干し)
- 木製の小物などに自分でアンティーク風の加工を施すことも
まとめ
紅茶やお茶類のティーバッグや茶葉は、飲む以外にもたくさんの活用法があります。
料理やお菓子・うがい・ほうじ茶・入浴剤・アロマ・消臭剤・掃除・香り袋・染色など…
その他ご紹介した以外には、堆肥に混ぜる方法やくん製に使う方法など、まだまだ使い道があります。
たくさんあって飲みきれない場合の消費に、試してみてはいかがでしょうか。