紅茶の「アレンジティー」分類別アイデアと5つ作り方も

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紅茶

みなさんは、普段どのようにして紅茶を飲んでいますか?

紅茶をいれてそのまま、もしくはミルクや砂糖類を入れて飲むことが多いのではないでしょうか。

十分おいしくいただいているところに、たまに趣向を変えて果物・スパイス・さまざまな甘味や他の飲み物などと合わせると、思わぬおいしさの発見があります。

今回は、少ない材料で変化を引き出す「アレンジティー」について、アイデアをカテゴリーに分け、その中から5つの作り方もご案内します。

アレンジティーについて

紅茶の飲み方による分類のひとつが、ストレートティーとアレンジティーです(これらは緑茶やウーロン茶など他のお茶類にも該当します)。

ストレートティー

紅茶の茶葉や茶液に何も加えずそのまま飲み、味わいや香りをそのまま楽しめる飲み方です。ホットやアイスで。

※ストレートティーのいれ方についてはこちらをご覧ください。

アレンジティー

紅茶に「副材料」を組み合わせて、また見栄えのアレンジを加えた飲み方を指します。

アレンジティーの作り方

紅茶と果物・スパイス・さまざまな甘味・乳製品や他の飲料などと合わせることで、おいしさを引き出すことが可能です。

紅茶の味や香りは繊細であるため、組み合わせる素材に風味が消されないよう、深くしっかりした味わいの出せる紅茶やフレーバーつきなど特徴のある紅茶を合わせるのが、ポイントです。(たとえばアッサムCTCやアールグレイなど)

また、ご自宅にその時あったものなどもいろいろ組み合わせて、あなただけのオリジナルアレンジを試してみてはいかがでしょうか。

カテゴリー別アレンジ方法と作り方

アイデアとして、紅茶に加える副材料などをおおまかに分類し整理してみました。また、その中からいくつかの作り方もお伝えいたします(※1~5の印つきで太字のものです)。

基本的なアレンジ方法

紅茶にシンプルな副食材を加えて楽しむ定番のアレンジ。

  • ミルクティー(牛乳・豆乳・オーツミルクなどをベースにする、マサラチャイなどミルクティーをさらにアレンジすることも)
  • レモンティー(レモン果汁・スライスレモン・レモンの皮と煮出すなど)
  • 塩味(塩ひとつまみで甘みを引き立てる、バターを加えるなど)
  • ティーソーダ(炭酸水で割って爽やかに)   など

※ミルクティー色々やいれ方は、こちらをご覧ください。

※ティーソーダに関してはこちらをご覧ください。おうちで簡単「ティーソーダ」を作って気軽に楽しみませんか

甘味を加えて風味を変える

砂糖類や他の甘味料を加えることで、風味の違いを楽しむアレンジ。

  • はちみつ(まろやかでコクのある甘さ)
  • メープルシロップ(やさしい甘みと独特の香り)
  • ジャム(フルーティーな風味もプラス、ジャムを口に含みながら飲むロシアンティー)
  • 上白糖・グラニュー糖のほか三温糖・きび糖・甜菜糖・黒糖(コクと深みのある甘さ)
  • コンデンスミルク(濃厚な甘みを加えてアジアン風に)  など

フルーツ類を加える

生やドライの果物・フルーツジュース・フルーツシロップやソースを加えることで、フルーティーな香りと甘みを楽しむアレンジ。

  • フルーツティー※1(生やドライ・シロップやソース仕立て・ジュースのりんご・オレンジなど柑橘類・ベリー類などを入れる、アイスティーには冷凍フルーツも)
  • アップルシナモンティー(りんご+シナモンで香り豊かに)
  • フルーツビネガーアイスティー(お好みのフルーツビネガーの酸味と風味で爽やかに、はちみつを加えたり炭酸割りも)
  • ティーエード※2(紅茶+果汁+甘味料)  など

フルーツティー※1の作り方

紅茶を抽出して生のカットフルーツに注いで作る、もっとも簡単な2杯分の方法で、ティーポット2つもしくはポットと鍋を使います。紅茶の量が少しあった方が冷えにくく作りやすい印象です。

フルーツは、単体または組み合わせで少量から試してみてください。また、生のフルーツとあわせるため、保温しても温度は下がりますので、ドライフルーツに替えてもよく、その場合は甘味なしでもいけます。

キャンドルウォーマーなどをお持ちの場合は、温かいままいただけますよ。

材料)

ティーバッグ/2個(茶葉なら4g程度)、熱湯/300ml、グラニュー糖/4~6g(小さじ1~)、 季節のフルーツ/適量(例:キウイスライス2枚、りんごスライス2枚、オレンジスライス2枚、いちご2~3個、ぶどう・メロン・パイナップル等々)

作り方)

  1. 予め温めておいティーポット(もしくは鍋など)に熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れフタをしてパッケージ記載の時間どおりに蒸らし、紅茶液を抽出する
  2. フルーツをスライスカットして少しつぶし、もうひとつのティーポットに入れる
  3. 抽出した紅茶液にグラニュー糖を入れて溶かし、フルーツの入ったティーポットに注ぎ入れる
  4. フタをしてティーポットごと厚手のタオルや布、あればティーコジーなどで保温し、5分ほどフルーツと紅茶をなじませたあと、カップに注いで完成。

ティーエード※2の作り方

エード(ade)とは、すりおろしや絞った果汁に甘味料(主に砂糖)と水を加えた飲み物を指し、レモネードが代表的です。このエードを紅茶に加えたものが、「ティーエード」です。

以下は、定番といえるレモンティーエード1人分の作り方です。さまざまな果汁に替えることでアレンジが利きますよ。

たとえば、オレンジ・グレープフルーツ・マンゴー・パイナップルジュースなども合い、これらの場合は50mlほど加えるとバランスがよくなります。飾り用にジュースと同じフルーツやミントの葉などを添えるのもステキです。

また、紅茶を濃い目に抽出し炭酸水を加えると、スパークリングタイプにもなります。

材料)

ティーバッグ/1個(茶葉なら2g)、熱湯/150ml、レモン果汁/大さじ1、はちみつや砂糖・紅茶シロップ/お好みの量、氷/適量

作り方)

  1. カップに分量の熱湯とティーバッグで紅茶を抽出し、容器ごと氷をいれたボウルなどで冷やす(茶葉の場合は、もう1つ別のカップに茶こしで注ぐ)
  2. グラスに、はちみつや紅茶シロップとレモン果汁、氷を入れる
  3. 冷やした紅茶をゆっくり注いでかき混ぜたら完成

スパイスやハーブを加える

生やドライを加え、香りや風味をより深くするアレンジ。

  • ジンジャーティー※3(生姜を加える他、さらにはちみつやレモンなどを加えるアレンジも)
  • シナモンティー(ホールタイプやパウダーで甘みとスパイシーさをプラス)
  • ミントティー(爽やかな香りでスッキリ)
  • ラベンダーティー(やさしい香りでゆったり)
  • カルダモンティー(ほんのり甘い香りとスパイス感)  など

ジンジャーティー※3の作り方

最もシンプルな1人分の作り方です。しょうがは辛みが異なるため、少量ずつ入れて調整してくださいね。

材料)

ティーバッグ/1個(茶葉なら2g)、熱湯/150ml、すりおろし生姜/小さじ1/2~1もしくはスライスしょうが1枚、はちみつや黒糖/お好みの量

作り方)

  1. 予め温めておいティーカップに熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れフタをしてパッケージ記載の時間どおりに蒸らし、ティーバッグはしぼらずに引き上げる(茶葉の場合は、もう1つ別のカップに茶こしで注ぐ)
  2. 皮つきのすりおろし生姜を小さじ1/2程度(スライスしょうが1枚)とはちみつや黒糖を加える

スイーツや食材を加える

紅茶にスイーツ系の要素を取り入れて、デザート感覚で楽しむアレンジ。

  • アイスクリームティー、アフォガードティー(バニラアイスを浮かべる、アイスに熱々の紅茶を注ぐ)
  • マシュマロティー(マシュマロに注ぐだけ、溶けることで甘みが広がる)
  • キャラメルティー(キャラメルソースを加える)
  • タピオカ(ミルク)ティー(もちもち食感をプラス)
  • チアシードティー(チアシード入りでプチプチ感、フルーツティーに加えても)
  • チーズティー※4(クリームチーズ+塩を混ぜたミルクフォームをのせる)  など

チーズティー※4の作り方

話題になったのチーズティーも、クリームチーズと生クリームをホイップしてのせるだけで簡単アレンジができますよ。塩味と甘みのバランス、生クリームの量などで濃度を調整すると、さらにバリエーションが増えます。

材料)

ティーバッグ/1個(茶葉なら2g)、熱湯/150ml、クリームチーズ/30g、生クリーム/30~90ml、砂糖(グラニュー糖など)/小さじ1、塩/ひとつまみ

作り方)

  1. カップに分量の熱湯とティーバッグで紅茶を抽出し、ティーバッグを引き上げる(茶葉の場合は、もう1つ別のカップに茶こしで注ぐ)
  2. ボウルにクリームチーズ・生クリーム・砂糖・塩を入れて混ぜ、軽く泡立てる
  3. 紅茶の上に2をのせて完成

その他のアレンジ

  • 生クリームをホイップしてのせるウィンナティー
  • ジュースやミルクとシロップとの比重差を活かして層を作るセパレートティー※5
  • コーヒーと紅茶を混ぜ甘味を加えた鴛鴦茶(えんおうちゃ/ユンヨンチャー)  など

セパレートティー※5の作り方

セパレートアイスティーは、ジュースやミルクとシロップとの比重差を活かした層を楽しむアレンジで、おしゃれにカフェなどでいただくだけではなく、ご家庭でも簡単に作れます。

セパレートアイスグレープフルーツティー(紅茶+グレープフルーツジュース)が有名かと思いますが、初めて作る際や甘味が少ない場合には、層を感じにくい(見えにくい)かもしれません。

こちらは、層になりやすい「セパレートアイスミルクティー(紅茶+ミルク+シロップ)」1人分の作り方で、甘い紅茶が下・ミルクが上にくるタイプです。甘いミルクが下・紅茶が上にくるタイプもあり、下に位置する方を甘くすればどちらも可能です。

材料)

ティーバッグ/1個(茶葉なら2g)、熱湯/100ml、ガムシロップ(紅茶シロップ・はちみつ+砂糖など)/20ml、牛乳/40ml、氷適量+冷やす分

作り方)

  1. カップに分量の熱湯とティーバッグで紅茶を濃いめに抽出し、容器ごと氷をいれたボウルなどで冷やす(茶葉の場合は、もう1つ別のカップに茶こしで注ぐ)
  2. 冷えた紅茶液にガムシロップや紅茶シロップなどを入れてよく混ぜ、グラスに注ぐ
  3. 氷を適量入れ、氷の上からゆっくり牛乳を注いで完成

氷の層に沿ってミルクが上に乗り、二層に仕上がります。

まとめ)

アレンジティーは、紅茶などお茶類に「副材料」を組み合わせて、また見栄えのアレンジを加えた飲み方を指します。

紅茶と果物・スパイス・さまざまな甘味・乳製品や他の飲料などと合わせることで、おいしさを引き出し楽しみ方の幅が広がります。

ひとつのアイデアとして、紅茶に加える副材料などをおおまかに分類・整理してみましたが、まだまだたくさんの組み合わせなどがあることと存じます。

気になるものなどがありましたら、試しつつオリジナルを増やしてみてはいかがでしょうか。

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