「土曜日に普通郵便を出したけれど、届くのはいつになるの?」と気になったことはありませんか?
大切な書類や手紙を送る際、配達までどれくらいかかるのかは気になるところです。
この記事では、普通郵便を土曜日に投函した場合の配達日数や、曜日・時間帯による違い、急ぎのときに便利なサービスについてわかりやすくお伝えいたします。
郵便の仕組みを少し知っておくことで、代替サービスも含め活用できる手段が広がりますよ。
土曜日投函の普通郵便はいつ届く?
土曜日に投函した場合の目安
土曜日に普通郵便をポストに投函した場合、2021年10月2日以降の土曜配達休止に伴い、土日祝日の配達はないため、通常2〜4日程度の日数がかかるとされています。
ただし、これはあくまで標準的な目安であり、実際にはいくつかの条件によって前後します。
たとえば、土曜日の集荷時間前に投函できれば、その日のうちに処理が始まる可能性があり、2日後の月曜日に配達される場合があるということになります。
郵便物の配達日数とは?
日本郵便が公表している標準的な配達日数は、差出日の翌日から翌々日です。
同一県内や近隣の地域であれば1日で届くこともありますが、距離がある場合や離島などでは数日かかる場合もあります。
また、普通郵便には配達の日時指定や追跡機能がないため、正確な到着日は保証されません。
土日を挟む場合の注意点
現在、普通郵便は基本的に土・日曜日と祝日は配達されません。
そのため、たとえば土曜日に投函しても、配達が月曜日以降になる可能性があります。
特に土曜日の午後以降に投函した場合、集荷が月曜日になることもあり、結果的に火曜日以降の配達になることもあります。
また、月曜日が祝日にあたる場合も配達は休止となり、火曜日以降の配達となりますので、注意しましょう。
郵便物の投函時間も影響
ポストにはそれぞれ「集荷時間」が明記されています。
集荷前に投函できればその日の便に乗る可能性がありますが、集荷後であれば翌営業日の扱いになります。
土曜日の午後や夕方に投函する場合は、特に集荷時間を事前に確認した上で、郵便物の準備や配達日数を見積もるとよいでしょう。
祝日や休日・時期による混雑の影響
祝日やゴールデンウイーク・シルバーウィークなどの連休、年末年始・お盆などの長期休暇時期には、郵便物の処理や配達に遅れが出る場合があります。
特に祝日が月曜日にあたると、土・日・月と3日間郵便が動かないケースもあるため、投函日と祝日の重なりには注意しておきましょう。
また、お中元・お歳暮シーズン、バレンタインデー前後などは、郵便物が通常より多くなるため、配達が遅れる可能性がありますので、これらの時期には余裕を持って発送することを心がけましょう。
投函曜日別の配達日数の目安
金・土・日・月曜日投函と配達の目安
以下の表は、投函する曜日ごとに普通郵便の配達がどのように変わるかをまとめたものです。
配達の目安や注意点を比較しながら、土曜日およびそれ以外の投函タイミングをチェックしてみましょう。
※なお、集荷に関しては、土日祝日も1回以上は行われている場合がほとんどです。
投函曜日 | 集荷 | 配達開始日(目安) | 注意点 |
金曜日 | ◯ | おもに月曜日以降 | 午前中早い集荷・市内なら金曜当日も、午後や集荷後の多くは週明け月曜日 |
土曜日 | ◯ | 月曜~おもに火曜日以降 | 集荷に間に合えば月曜以降、集荷後や月曜祝日の場合など多くは火曜日以降、時期や遠方では水曜日以降の場合も |
日曜日 | ◯ | 月~おもに火曜日以降 | 集荷に間に合い市内なら月曜以降、集荷後や月曜祝日の場合など火曜日以降が一般的、時期や遠方では水曜日以降の場合も |
月曜日 | ◯ | 火曜または水曜日以降 | 平日なので処理は比較的スムーズ、月曜祝日や遠方では日数がかかる場合も |
昼までと午後に投函した場合
同じ曜日でも、午前中の投函のほうが早く処理される傾向があります。
午後や夜間の投函は、次の集荷まで時間が空くため、その分配達が遅れて翌日処理として日数を考慮したほうがよいでしょう。
地域による配達時間の違い
都市部では集荷・配達の回数が多い一方、地方や離島では回数が限られており、地域差による遅延が発生することもあります。
送付先との距離や地域特性を考慮に入れてスケジュールを立てましょう。
普通郵便の種類と料金について
サイズによる普通郵便の種類と料金体系
普通郵便は主に「定形郵便」「定形外郵便」に分かれており、サイズや重さによって料金が異なります。
さらに、定形外郵便物 の規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内、それ以上になると規格外と分けられています。
2025年6月現在、以下のような料金体系となっています。
- 定形郵便物(50g以内):110円
- 定形外郵便物(規格内):140~750円
- 定形外郵便物(規格外):260~1750円
封筒や外包の大きさ・重さを正確に測ることが、料金不足を避けるポイントです。メジャーやデジタルキッチンスケールなどで自宅で計測するとよいでしょう。
ダンボールや封筒の種類は?
普通郵便で送る際の外包材料には、特に規定が設けられていないため、ダンでの梱包や木のはがきで送ることも可能です。
郵便局や文具店には、さまざまな素材やサイズのはがきや封筒、梱包材が販売されています。
ただし、定形外郵便を送る際は、「規格内」に収められるかどうかで料金が変わるため、サイズ選びの際はそのあたりもチェックして決めるとよいでしょう。
急ぎの普通郵便の発送方法と注意事項
様々な郵便物サイズとその扱いに対する注意点
封筒の中身が「現金」「貴重品」「壊れやすいもの」の場合、普通郵便では送れない、もしくは補償がないため、別の発送方法が必要で、例えば、現金は現金書留で郵送するなどとなります。
また、料金が不足していると差出人に返送されたり、相手に料金を請求される場合もありますので、注意しましょう。
ポストへの投函
ポスト投函の場合は、集荷時間を事前に確認し、料金が不足しないよう貼付しておきましょう。
特に重さがギリギリの場合には、少し多めに切手を貼るか、時間が許せば郵便局で重さを計った上で投函する方がよいでしょう。
郵便局の窓口利用のメリット
郵便局の窓口では、その場で重さ・サイズを計測して適正料金を案内してもらえるため、料金不足の心配がありません。
また、当日消印が欲しい場合や、やはり日数を優先して速達を追加したい場合にも対応可能です。
ポストの集荷が終わっている時間帯でも、窓口ならその日の受付ができることもあるので、急ぎの際は活用するとよいでしょう。
コンビニでの投函方法
ローソンやミニストップなど一部のコンビニで、店内にポストが設置されている場合には、普通郵便・ゆうパック・レターパックの投函が可能です。
また、店内にはなくても、コンビニ近くにポストがあるということも多々見受けられますので、その場合はコンビニで切手を購入したあとお店を出て投函することが可能になります。
郵便ポストの位置を表示するアプリ「ポストマップ」や、コンビニ位置情報などで、事前に確認のうえ、対応しているサービスを活用しましょう。
普通郵便以外の送料や追跡と保証
速達と普通郵便の違いとメリット
速達は、普通郵便と同じポストや窓口から送ることができるサービスでありながら、配達スピードが優先的に処理されるのが最大の特長です。
また、土曜日・日曜日・祝日も配達されるため、休日をまたいで早く届けたい場合に特に活用するとよいでしょう。大切な書類や急ぎの用件には心強い手段です。
速達の利用方法と料金
速達料金は、普通郵便の基本料金に加えて、250gまでなら+300円を加算することで利用でき、250gを超える場合は、重さに応じて+400~690円と加算額が増えます。
仕様は、封筒表面の右上部に赤線を引くか、郵便局の窓口で「速達」と申し出ることで、速達扱いとなります。
確実性を求めるなら郵便局窓口からの手続きがおすすめではありますが、ポスト投函することも可能ですので覚えておきましょう。
書留・メール便・レターパックの追跡と保証
- 一般書留・現金書留・簡易書留(+480円/+350円): 追跡・補償機能があり対面手渡しのため、貴重品や重要書類に適している。土日祝日も配達対応あり。
- レターパックライト(全国一律430円): ポスト投函が可能で、追跡機能付き。重さ4kgまで厚さ3cmまで。土日祝日も配達対応あり。
- レターパックプラス(全国一律600円): 対面での手渡し配達、追跡機能付き。重さ4kgまで可能。土日祝日も配達対応あり。
- メール便(民間): 詳細は要確認、土日祝日の配達に対応しているサービスもあり。
- ゆうメール(日本郵便): 書籍やCDなどを安価で発送できる手段、土日祝日は配達なし。追跡や補償なし、用途を選ぶ必要あり。
特急便や宅配便の活用
大手宅配会社の当日便・翌日便・時間帯指定便や、バイク便などを利用することで、よりスピーディーかつ確実な配達が可能になります。
また宅配便も、追跡・補償・対面配達が基本として備わっているため、時間や確実性を重視したい送付に適した手段といえるでしょう。
まとめ
一般的に、土曜日に投函した普通郵便が到着する日数は、土・日・祝日の配達はないため、通常2〜4日程度と考え、その他の要因で変動があることを覚えておくとよいでしょう。
普通郵便の利用時に覚えておくべきポイント
- 土日祝日は配達が行われないため、投函日は慎重に選ぶ
- 投函時間や集荷時間の確認は必須
- 配達日数は地域や時期によっても変動
- 中身に適した送付方法か、切手貼付に料金不足がないか投函前に確認
土曜日に出す場合のベストタイミング
- 土曜日午前中に、集荷前にポスト投函するのが理想
- より確実にしたい場合は郵便局窓口の利用がおすすめ
急ぎの場合は普通郵便以外のサービス活用も
- 速達、レターパック、特急便や宅配便なども検討
- 配達スピード・追跡・補償の有無を考慮して選択する
郵便サービスの特性を理解し、用途に合った方法を選んで、必要な郵便物を希望する期限に届けましょう。どうぞ参考になさってみてくださいね。