家にあるもので代用できる「ほうき・ちりとり」らくらく活用法

広告
暮らし

「ほうきとちりとりが手元にないけどキレイにしたい」「わざわざ掃除道具を出さずとも何かでパパッと済むなら」・・・そんなとき、家にあるものでさっと代用できたら便利ですよね。

この記事では、牛乳パックや新聞紙をはじめ家庭にある不要品を使い、ほうきやちりとりの代わりになるアイデアと活用する用途をご紹介いたします。

水分を含む場合や汚れの性質上、もしくは掃除機では届かない場所にも使えて、そのまま捨てられる手軽さ、子どもと一緒に作れば楽しく掃除習慣も身につき、日常の掃除がぐんと楽になる工夫など、すぐに実践できる内容になっていますよ。

家にあるものでほうきとちりとりは代用できる

 

ほうきとちりとり両方とも代用しても、どちらかのみ代用しても、使い方は自由です。家の中の見回してみると、不要になって捨てる前にもうひと仕事、お掃除に使えるものが色々あります。

使える代用品は?

ちりとり・ほうき類に

掃除道具として、工夫次第で身近なアイテムを代用することができます。

不要になった手持ちの物以外にも、ホームセンターや100円ショップなどで見つけたものと組み合わせるなどすると、さらに使いやすくなりますよ。

主な材料と使い方のアイデアをご紹介いたします。

  • 牛乳パック                                      切り開いてV字に折ることで簡易ちりとり、小さく作れば卓上ミニちりとりに。切れ目を入れてブラシ状にすれば小さなほうきにも。カード状に予め切っておけば細かい食べかすゴミ集めにも。※牛乳パックには耐水性があるため水分を含んだ汚れやゴミにも使いやすい。
  • 段ボール                                       厚みがあるためカーブもつけやすくしっかりゴミを受け止められるちりとりに。幅10センチほどの部分に細長く切れ込みを入れればほうきに。細長く切ってはさむ構造にすればほうきの柄がわりにも。
  • 新聞紙・チラシ                                   蛇腹状に折りたたんで20センチほどの位置をセロテープで止めれば簡易ほうきに。数枚重ねて厚みを出せばちりとりに。
  • 空き箱・DMはがき                                     空き箱は1辺を切り取りちりとり代わりに。DMはがきは硬さをそのまま利用し、卓上や狭い場所のゴミ集めとして2枚でほうきにもちりとりにも
  • ビニール袋                                     手にかぶせてゴミを直接拾ったり、中に段ボールを敷いて安定させそのまま使い捨てちりとりに。
  • ペットボトル                                     飲み口側が持ち手のシャベルのような形状に斜めにカットしてビニール袋をセットすると、狭い場所やベランダの溝、水分を含んだゴミなどを集めそのまま捨てられるちりとりに。柔らかい素材の500~1000mlを4個を切り裂いてほうきに。
  • 梱包材プチプチ                                   細長く丸めた上から新聞紙やストッキングをかぶせれば、すき間の埃を掻き出しからめとる極細ほうきがわりに。
  • 下敷き・クリアファイル                                   プラスチックの硬さを活かしたちりとりに。クリアファイルは折り目をつけて立体的に開くと使いやすい。下敷きは床の小さなゴミをかき集めるのにも便利。
  • 古布(ウエス)・古いストッキング                                    ほこりや汚れをからめ取る素材としてそのまま手に、もしくは段ボールや新聞紙などに巻きつけて使用。古布はとり切れなかった細かいふき取りにも。火ばさみ(ゴミトング)などでしっかり挟めば、代用ほうきにも。
  • 古い歯ブラシ                                    すき間や細かい部分の汚れをかき出す掃除にぴったり。

代用品を使うメリットや掃除機との使い分け

場所に合わせてカスタマイズできる

ほうきやちりとりを代用品で手作りすれば、サイズや形を掃除したい場所に合わせて調整できます。掃除機では届きにくい家具のすき間や角の辺り、細い溝、段差などの場面で活躍します。

例えばかなり細いすき間でも、にはプチプチ梱包材や新聞紙を丸めて畳んで(あれば古いストッキングや布を巻いたものを)差し込み、掻き出せば簡単にホコリやゴミを取り出すことができます。

また、庭の落ち葉や玄関、ベランダの水気を含むチリ・土・ゴミなどを取り除く場合には、掃除用具そのものにも汚れが付くため、むしろ代用品を用いた方が掃除も後片付けも簡単に済む場合があります。

気軽に掃除できてキレイをキープできる

「気になったらすぐ掃除」がしやすいのも代用品の魅力です。

掃除機やほうき、ちりとりを取り出すまでせずに、サッと使うことで掃除へのハードルが下がり、日常の小さな掃除ならこまめに続けられ、習慣づけしやすく、キレイな状態を保ちやすくなります。

とくにキッチン周りやデスク・テーブル上下、玄関などは、日常的に食材のカケラや細かいゴミ、ホコリがたまりやすい場所です。こうした場所に使いやすい代用品を常備しておくことで、ティッシュでササッと拭く感覚で、汚れを溜めずに清潔な空間を保つのに役立ちます。

使い捨てできる

新聞紙やチラシ、使い古した歯ブラシ・古布(ウエス)やストッキングなどは、掃除後そのまま捨てられるのも大きな利点です。洗ったり乾かしたりする手間がなく、衛生的に使えます。

とくにペットの毛や水気のある汚れには重宝します。また再利用に抵抗のある作業にも気軽に取り入れやすく、使い終わったらそのままゴミ箱へ。

これにより、道具の手入れにかかる手間も減り、気軽に掃除しやすい環境が整います。汚れの度合いやゴミの量・場所に応じて、使い捨て素材を選べる点もポイントです。

使い分けして掃除機がけも時短に

代用品である程度のゴミを片づけておけば、掃除機の出番は最小限で済みます。電源不要で音も出ず、時間帯を選ばず使える点も便利です。

たとえば、子どもが遅い時間まで工作をして細かい紙くずや消しゴムかすなどが出た場合、代用品であらかた片づけておいて掃除機は翌日に回せば、朝起きて散らかったままでビックリということにならずに済むでしょう。

また、リビングの大きな面積を一気に掃除機をかける前に、代用品でテーブル上のお菓子のカケラを払い落とし、家具のすき間やソファ下にたまったホコリやゴミを掻き出しておくことで、作業時間全体が短縮され、ストレスの少ない掃除が可能になります。

子どもと一緒に作って掃除に参加

工作感覚で、子どもと一緒に掃除道具を作るのもおすすめです。自分で作った道具でお手伝いとして掃除することから、自然と家の中のキレイを意識するようになり家事への理解も深まります。

たとえば、厚紙や段ボールでちりとり、ペットボトルを切って小さなほうきを作ったりと、柔らかい素材を一緒に使えば親子で楽しめます。

子どものやる気を引き出すきっかけになる場合や、楽しく取り組める環境づくりから、家族全体の協力や掃除習慣の向上にもつながります。

不要となったもので代用し場所別の掃除に活用

玄関掃除での代用品

牛乳パック・段ボール・クリアファイル・ビニール袋・紙袋・古布・フローリングワイパーなど

靴についた汚れや砂・ホコリ・水分を含んだ土がたまりやすい玄関には、拭き取ったり掃き出したものを集めてそのまま捨てられる素材が活躍します。

  • 段ボールや牛乳パックの幅10センチほどの部分に細長く切れ込みを入れて代用ほうき
  • 切り開いた牛乳パックや段ボール、広げて立体的にしたクリアファイルに(ビニール袋をかけて)代用ちりとり
  • 紙袋の持ち手を片方切り落とした側を床面に当て、段差を利用すればそのままで代用ちりとり

その後フローリングワイパーをひとつ玄関専用にして古布をつけ床面を水拭きすれば、腰をかがめずスッキリします。

ベランダ掃除での代用品

牛乳パック・空き箱・段ボール・ペットボトル・新聞紙・古布・火ばさみ(ゴミトング)・歯ブラシなど

屋外のベランダは、風で落ち葉やホコリ・水気が溜まりやすくゴミも飛び散りやすく、定期的な掃除になるため、側溝やサッシのレール部分に合ったサイズやそのまま捨てられる素材が活躍します。

側溝の部分に合うものとして、

  • 牛乳パックや四角い500mlペットボトルを斜めカットした代用ちりとり
  • サイズが合うようにカットした空き箱でちりとりに
  • 新聞紙を蛇腹に折り、20センチほどの部分をセロテープでとめて代用ほうき(柄に硬さをもたせる場合は
  • 砂や細かいゴミのかき集めるため段ボールを幅に合わせてカットした代用フロアースクイージー(ほうきより集めやすい、折れて不要になった下敷きなども)
  • キャンプやバーベキューなどで使う火ばさみ(ゴミトング)があれば、古布や新聞紙を挟んで代用ほうきに(掃き終えたあと水拭きにも)
  • 500~1000mlペットボトルを4個使った簡易ほうき                          作り方:すべてのペットボトルの底と、3個の飲み口側を切り落とし、下側20センチ分を0.5センチピッチで細く切り込み、平たくつぶして飲み口のあるペットボトルの内側に重ねて入れ、持ち手になる棒なども差し込んだら、針金などでまとめる。

サッシのレール部分は、歯ブラシや細長くカットした段ボールで掻き出した後、少量の水をつけて残りの汚れを拭い取ります。

ベランダ床面全体も新聞紙やペットボトルのほうきで掃き、(ビニール袋をかけた)牛乳パックや空き箱のちりとりで集め、汚れや水分が多い場合には新聞紙や古布も利用します。

床面に関して最も掃除が簡単なのは通常のほうきですが、使い捨てできる代用ほうきとしては、火ばさみ(ゴミトング)+新聞紙や古布ではないかと実感しています。

テーブルの上や車内の足元をササッと掃除

DMはがき・チラシ・空き箱・クリアファイルなど

食べこぼしや消しゴムかすなど、細かいゴミが気になるテーブルには、手軽に使えるコンパクトな素材がぴったりです。

  • DMはがきやクリアファイルは角度をつけてかき集めたり、ホコリをすくうのにちょうどよい硬さがあり、ほうきとちりとり両方の代用に

また車内の足元では、DMはがきの他、チラシや小さな空き箱を代用ほうき・ちりとりに使用すればそのまま捨てることができて便利です。

すき間やせまい場所

新聞紙・プチプチした梱包材・段ボール・古いストッキング・古布など

家具同士や家具と壁のすき間など掃除しにくい場所には、細くて柔らかくゴミを掻き出したりからめとる素材がおすすめです。

細く丸めた新聞紙やプチプチした梱包材、細長く切った段ボールの下端にストッキングを巻いてを差し込めば、細かなホコリも逃さず取り出し使い捨てできる点も嬉しいですね。

掃除を習慣化・効率化する収納方法

掃除を習慣づけ、効率よく行うためには、代用品を含め掃除道具の収納方法も大切なポイントです。必要なときにすぐ使えるように整理整頓されていると、掃除のハードルがぐんと下がります。

家庭用掃除道具の整理法

使用頻度の高い掃除道具は、使いやすい場所にまとめて保管しましょう。透明の収納ボックスやかわいい空き箱・カゴに入れて部屋ごとに道具をセットにしておけば、掃除がスムーズになります。

たとえば、リビングにはフローリングワイパーと古布、デスクの引き出しにはDMはがきや折りたたんだチラシ、寝室には小型ほうきと代用ちりとりを用意するなど、場所に合わせて最適な道具を常備すると良いでしょう。

また、使い捨てにしたり使い終わったらすぐ戻すことを習慣づけることで、散らかりにくくなり、こまめな掃除が続きやすくなります。

玄関まわりの掃除道具収納アイデア

玄関収納の隅に、折りたたんだ段ボールや牛乳パック・新聞紙・古布やタオル・ビニール袋・使い捨て手袋などの掃除用アイテムを複数ずつ透明な袋にまとめて入れておくと便利です。使い捨て前提なので、汚れたらすぐに交換できます。

収納スペースに余裕がない場合は、袋に入れて下駄箱の端にS字フックで吊るす、玄関ドアが金属面の場合にはマグネットをつけてほうきを吊るす、靴を履くための腰掛を収納タイプにして中に入れるなど工夫すれば、見た目もすっきりします。

ベランダ掃除道具の収納には

ベランダは雨や直射日光の影響を受けやすいことを考慮して、フタ付きのプラスチックケースやアウトドア用品の収納ボックス、もしくは宅配ボックスを応用してまとめておくと、ベランダの景観も損ねることなく道具を守れます。扉のあるベランダ収納や高さのある宅配ボックスなら、中にほうきをかけておける場合もあります。

収納ボックスまではという場合には、使い捨て代用品を持ち手のついた袋やプラスチックケースにまとめて室内の場所を決めて置けば、掃除のときにさっと持ち出せます。

中には、牛乳パックをカットした代用ちりとりや、段ボールをカットした代用フロアースクイージー、ビニール袋、古布、古い歯ブラシ、新聞紙を折りたたんだ簡易ほうきなどを入れておくと、ちょっとした隙間時間にお掃除できます。

使い捨て代用品ではなく掃除道具を使用した後は、古布などで汚れをとり十分乾かしてから収納するようにすると、道具が長持ちしキレイに使えますよ。

まとめ

家にあるもので簡単に代用できるほうきとちりとり類は、日常の掃除をすき間時間でこまめにもっと気軽に、楽しくしてくれます。

その時の状況に応じて、両方とも代用して、もしくは、一方は専用の道具(例えばほうき)でもう一方を代用(例えばちりとり)にするなど、掃除がらくらく達成できるよう、自由に活用してみるのもおもしろいものです。

不要になって捨てたり資源ゴミに出す牛乳パックや新聞紙、段ボール、ペットボトル、古布などの身近なアイテムも、子どもと工作したりちょっとした工夫で掃除道具として色々使えますし、ホームセンターや100円ショップなどで見つけたものと組み合わせれば、さらに使いやすくなりそのまま捨てられるなどのメリットもあります。

自分の生活スタイルや掃除したい場所に合わせて、よろしければ試してみてください。掃除のハードルが下がり、キレイを保つことに意識が向き習慣づけられ、日々の暮らしがぐっと快適になりますよ。

 

タイトルとURLをコピーしました