とり揚げ物4種の違いを知ろう!唐揚げ・竜田揚げ・ザンギ・フライドチキン

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食べ物

「唐揚げ」と「竜田揚げ」、北海道の「ザンギ」、そして「フライドチキン」…見た目が似ていたり区別しにくいこともありますが、下味の考え方や衣の粉、仕上がりの食感、食べる場面など、違いもあります。

とりの揚げ物の中から、この4種の共通点と違いを比較整理し、ご家庭で作るときのポイントや添え物アレンジまで、わかりやすくまとめました。選ぶ時のヒントとして、ご覧くださいね。

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とりの揚げ物について

広義の唐揚げの意味・由来

「から揚げ」は、もともと“衣がない/薄い揚げ物”を指す言葉として説明されることがあり、表記も「唐揚げ」「空揚げ」などとされ、料理名としては広い意味で用いられてきました。

広辞苑第6版によると、

空揚げ(「唐揚げ」ともかく)

小魚・鶏肉などを、衣をつけずに、あるいは小麦粉・片栗粉などを軽くまぶして油で揚げること。また、その揚げたもの。

とあります。

また、日本唐揚協会の説明でも、唐揚げ(から揚げ/空揚げ)は「揚げ油を使う調理法、またその料理」であり、鶏肉に限らず魚や野菜なども含む、という内容でした。また、普茶ふちゃ料理(江戸時代初期に中国から伝来)に「唐揚げ」という語が見られることにも触れられています。

この「広義の唐揚げ」という捉え方に立つと、しょうゆ系の下味+片栗粉で揚げる竜田揚げや、北海道で親しまれるザンギ、小麦粉主体の衣で揚げるフライドチキンも、いずれも「鶏肉を粉でまとめて油で揚げる」点で同じ系統にある、と整理できます。つまり、

  • 唐揚げ=揚げ方(調理法)としての総称
  • その中に、地域・味付け・衣の作法の違いとして
    • 竜田揚げ
    • ザンギ
    • フライドチキン

がある、というイメージです。

さまざまなとりの揚げ物の種類とは?

「鶏の揚げ物」は、粉の種類・衣の厚み・仕上げだれ(甘酢やタルタル等)によって呼び名が分かれます。代表例は次のようなものが挙げられます。

  • 唐揚げ:粉を薄くまとわせて揚げる(味付けは幅広い)
  • 竜田揚げ:しょうゆ系の下味+片栗粉で揚げることが多い
  • ザンギ:北海道で親しまれる味付けしっかり系の唐揚げ(諸説あり)
  • フライドチキン:小麦粉主体の衣にスパイスを効かせる系
  • とり天:天ぷら衣(溶き衣)で揚げる
  • チキン南蛮:揚げた鶏に甘酢だれ+タルタルなどを合わせる
  • チキンカツ(ささみフライ等):パン粉衣で揚げる
  • 油淋鶏(ユーリンチー):揚げた鶏にねぎだれをかける(中華だれ系)
  • 手羽先の揚げ物:唐揚げ・素揚げ・甘辛だれなど、部位特化の呼び名で定着

同じ「鶏を揚げる」でも、衣が粉まぶしなのか溶き衣なのか、あるいはパン粉なのかで、食感がガラッと変わります。

唐揚げ、竜田揚げ、ザンギ、フライドチキンの違い

4種の違い一覧表

※家庭料理・一般的な呼び分けをもとに整理しています。地域やお店の流儀で幅があるため、「こういう傾向が多い」と大まかに捉えていただくイメージです。

唐揚げ 竜田揚げ ザンギ フライドチキン
材料(部位の例) もも/むね/手羽先/砂肝など自由度高め もも/むね(魚で作る例も) もも中心(骨付き/骨なし) 骨付き(ドラム・ウイング等)/骨なしも可
下味(方向性) 塩系〜しょうゆ系まで幅広い。にんにく・しょうが・酒を合わせることも多い しょうゆ系+みりん・酒。しょうがを効かせることが多い しょうゆ系で漬け込みの印象。にんにく・しょうがをしっかり入れる例も 塩+スパイス・ハーブ。漬け込み(バターミルク風など)で香りを入れる作り方も
衣(粉・厚み) 片栗粉/小麦粉/ブレンドなど自由。薄め〜中くらい 片栗粉中心。薄めで表面が立ちやすい 小麦粉/片栗粉/ブレンド(店や家庭で差)。ややしっかりめになりやすい 小麦粉主体+スパイス。厚めで凹凸を作ることが多い
調理法(考え方) 家庭ごとに“うちの味”。二度揚げや粉配合で特徴づけ 下味→片栗粉→揚げ。色づきと香りが出やすい 下味で満足感を作る。単体で成立しやすい方向へ 衣の香りと歯ざわりを主役に。温度管理で衣を立てる
食感(イメージ) カリッ/ザクッ/ふんわり…狙って作り分け 表面がカリッ、噛むと軽い歯ざわり 衣しっかり、食べごたえが出やすい ザクザク/ガリッとした衣感が前に出る
味わいの濃さ(目安) 中(控えめ〜濃いめまで調整しやすい) 中(しょうゆとしょうがの輪郭が出やすい) やや濃い(そのままでも味が立つ寄り) 中〜やや濃い(スパイスの香りが強く出やすい)
よくある場面・添え物/ソース おかず・弁当・居酒屋など万能。レモン、大根おろし+ぽん酢、マヨ+七味、ねぎ塩だれなど 定食・給食でも定番。千切りキャベツ、すだち・レモン、和風だれ(ぽん酢系) 北海道の惣菜・居酒屋の定番。レモン、黒こしょう、“ザンタレ”(甘辛だれ)など パーティーや行事にも。ホットソース、コールスロー、ハニーマスタードなど

見分け方のポイントは

※ここでの見分け方はあくまで目安です。唐揚げでも衣を厚めにすることがありますし、フライドチキンでもスパイスを控えめに仕上げるなど、家庭やお店の作り方で幅がある点も楽しみどころです。

衣で見分ける

  • 片栗粉寄り:竜田揚げ寄り(唐揚げも寄せれば近い仕上がりに)
  • 小麦粉寄り・厚め:フライドチキン寄り
  • 粉の配合が幅広い:ザンギ/唐揚げはお店・家庭で幅が出やすい

香りで見分ける

  • しょうが+しょうゆが立つ:竜田揚げ
  • にんにく+しょうがで下味しっかり:ザンギ
  • スパイス・ハーブが主役:フライドチキン
  • 香りが自由(塩・しょうゆ・カレー等):唐揚げ

食べ方で見分ける

  • おかず・弁当:唐揚げ/竜田揚げ
  • 丼でガツンと:ザンギ(濃いめ唐揚げも丼向き)
  • イベント感:フライドチキン

迷ったときの目安

  • しょうが+片栗粉=竜田揚げ
  • 下味しっかり(北海道)=ザンギ
  • スパイス衣・厚め衣=フライドチキン
  • それ以外の自由枠=唐揚げ

唐揚げの日本の定番の魅力

唐揚げって、ふとした瞬間に「無性に食べたくなる」力がありますよね。できたての香り、噛んだ瞬間の衣の音、そして肉汁がじゅわっと広がる感じ。あの一口で、食卓の空気がパッと明るくなるのが唐揚げのすごさではないでしょうか。

唐揚げの魅力は、何より自由度の高さ。しょうゆ味が王道でも、塩、カレー、ゆず胡椒、ねぎ塩…と気分で寄り道できて、「今日はどんな唐揚げにしよう?」と考える時間まで楽しくなります。

・部位も選び放題です。

  • もも:ほどよい脂でコクが出やすい。王道の“ごちそう感”
  • むね:軽めの口当たりに寄せやすい。下味と衣で化ける
  • ささみ:筋を取って細めにすると火が入りやすく、上品な印象にも
  • 手羽先:骨周りのうま味を楽しむタイプ。つまみにも強い

・添え物もレモンだけではもったいないです。

  • 大根おろし+ぽん酢:後味をきりっと整えたいとき
  • マヨ+七味:コクと刺激で“もう一個”を呼ぶ
  • ねぎ塩だれ:香味で満足感を足したいとき
  • 甘辛だれ:ご飯が進む方向へ一気に舵を切りたいとき

・衣の種類による風味や食感の違い

唐揚げは衣の粉で風味・食感が決まります。

  • 片栗粉のみ:表面がカリッと立ちやすく、ザクッとした歯ざわり
  • 小麦粉のみ:ややしっとり寄りで、衣が薄くまとまりやすい
  • 片栗粉+小麦粉:カリッと感とまとまりのバランスをとりやすい
  • 米粉を少量混ぜる:軽い口当たりに寄せたいときに

粉は「つけすぎない」のがコツで、余分な粉を落としてから揚げると、油の中で衣が散りにくく、仕上がりもきれいになりますよ。

・定番の作り方(基本の流れ)

  1. 鶏肉を食べやすい大きさに切る(火の通りをそろえる)
  2. しょうゆ・酒・しょうが等で下味をつける(10〜30分程度を目安に)
  3. 粉を薄くまとわせる(片栗粉/ブレンドなど)
  4. 170〜180℃前後で揚げる(途中で触りすぎない)
  5. いったん取り出して少し休ませ、好みで二度揚げして衣を立てる

竜田揚げの特徴とその魅力

竜田揚げは、しょうゆ・しょうがの下味+片栗粉の衣で、香りとカリッと感を楽しむ和風寄りの揚げ物です。
名前の由来は、奈良の竜田川の紅葉を連想させる「揚がり色」から、という説明もよく知られています。

・特に挙げるなら:下味と食感の特徴

  • 下味:しょうゆの香りに、みりんの丸み、しょうがの輪郭が合わさりやすい
  • 食感:片栗粉の衣が薄く立って、カリッとした軽さが出やすい

唐揚げよりも「下味の方向性」と「衣の粉」がイメージしやすいので、献立に組み込みやすいのも魅力です。

・定番の作り方(基本の流れ)

  1. 鶏肉(または魚)を切る
  2. しょうゆ・みりん・酒・しょうがで下味をつける
  3. 片栗粉を薄くまぶす
  4. 170〜180℃で揚げる

添え物は大根おろし、千切りキャベツ、すだち・レモン、和風だれ(ぽん酢系)などが合いやすい傾向にあります。

ザンギ:北海道の味わい

ザンギは、ひと口目から「おっ、味が決まってる!」と感じやすい、頼もしさのある鶏の揚げ物です。北海道の居酒屋や惣菜でおなじみの存在で、唐揚げの仲間でありながら、「漬け込みで味をしっかり入れる」方向に寄せて語られることが多いのが特徴です。

由来は諸説ありますが、釧路で昭和30年ごろに始まったとされ、中国料理の「炸鶏(ザーチー/ザーギー)」に「運」を重ねて「ン」を入れた、という説が紹介されることがあります。

・特に唐揚げとの違いを挙げるなら?

家庭の感覚で言うと、差が出やすいのはここです。

  • 味の入り方:ザンギは下味をしっかり入れて「単体で成立」しやすい
  • 食べ方:そのままでも満足感が出る上、お店によっては「ザンタレ」でさらに盛り上げる
  • 地域性:「ザンギ」という呼び名が生活に根付いている(北海道ならではの定着)

もちろん唐揚げにも「漬け込み派」は多いので、その境界はゆるやかです。だからこそ、

  • 今日は「しょうゆ+にんにく+しょうが」でパンチを出す
  • 今日は「しょうが強め」でキレを出す
  • 今日は「ザンタレで丼にする」

というふうに、狙う食べ方から逆算すると迷いにくくなりますよ。

ザンタレとは、釧路で親しまれる「仕上げの追いダレの呼び名」で、下味(漬け込み)とは別に、揚げたあとにかけるタレのことで、代表的なものには、甘酢しょうゆ系(酢+しょうゆ+砂糖+みりん等)や酢じょうゆ+ねぎ系などがあります。お店の個性を食べ比べるのも楽しいもので、覚えて自宅で再現するのも、よい旅土産といえるでえしょう。

・定番の作り方(基本の流れ)

  1. 鶏肉を切る(骨なし/骨付きは好みで)
  2. しょうゆ・酒・にんにく・しょうが等で漬け込む
  3. 小麦粉や片栗粉(またはブレンド)をまとわせる
  4. 170〜180℃で揚げる
  5. 好みで“ザンタレ”(甘辛だれ)を添える

フライドチキンのアメリカンスタイル

フライドチキンは、スパイスを衣に仕込んで、厚めの衣の香りとザクザク感を楽しむ洋風スタイルの揚げ物です。
唐揚げが「ご飯のおかずの王道」だとしたら、フライドチキンは「今日はちょっと特別」を連れてきてくれるイベント向きの存在といえるでしょう。

家庭で作るときは、

  • 小麦粉主体の衣
  • スパイスやハーブを混ぜて
  • 骨付き部位(ドラム、ウイング等)も使い

「衣と香りを主役にする」方向へ寄せると、唐揚げとの差がはっきり出ます。

・定番の作り方(基本の流れ)

  1. 鶏肉に塩・スパイスで下味をつける(またはバターミルク等に漬ける)
  2. 小麦粉+スパイスを混ぜた衣をしっかり付ける
  3. 160〜170℃→最後に温度を上げる、など段階をつけて揚げる(家庭では焦げやすいので注意)
  4. 取り出して少し休ませ、衣を落ち着かせる

・添え物はコールスロー、フライドポテト、ピクルス、ホットソースなどが定番です。

とりの揚げ物づくりのポイント

とりの揚げ物をジューシーに作るポイント

「外は香ばしく、中はしっとり」を狙うとき、実は勝負どころは“揚げる前”にあります。肉の切り方、表面の水分、下味の時間。ここを整えるだけで、仕上がりがぐっと安定します。

下ごしらえ(保水・マリネの考え方)

  • 大きさをそろえる:一つだけ大きいと、揚げ時間が引っぱられて衣が濃く色づきやすい
  • 軽く塩または砂糖を入れて休ませる:肉の水分を保つとともに、味のベースが整いやすい
  • 漬け込みは“短め→様子見”:長く漬けるほど味が強く出るので、狙う味に合わせて調整
  • 水分はふき取る:表面の水分が多いと粉がだまになりやすい

カリッとモチッと衣の片栗粉と小麦粉の使い分け

衣の“歯ざわり”を分けるなら、粉の考え方が近道です。

  • 片栗粉多め:カリッと立つ、輪郭がはっきりした衣
  • 小麦粉多め:まとまりやすく、しっとり寄りに落ち着く
  • 半々:食感のバランスをとりやすい

ポイントは「粉をつけたら、すぐ揚げる」こと。置きすぎると粉が水分を吸って、衣の立ち方が変わります。

揚げ方(温度・二度揚げのコツ)

  • 油の温度を安定させる(170〜180℃が目安):菜箸の先を油に入れたとき、細かい泡がふわっと出て続くくらいが目安です。材料を入れすぎると温度が下がりやすいので、一度に入れる量は控えめにします。
  • 最初は触りすぎない:衣が固まる前に動かすと、はがれやすくなります。入れた直後は触らず、衣が固まって浮き始めるのを待ってから返すときれいに揚がります。
  • 一度取り出して休ませる(二度揚げの下準備):いったん取り出して1〜2分ほど休ませると、余熱で中まで火が入りやすくなり、表面の水分も落ち着きます。
  • 二度揚げで衣を立て、余分な油を切る:仕上げに短時間もう一度揚げると、表面の水分が抜けて衣がカリッと立ちやすくなります。同時に余分な油も切れやすくなり、口当たりが軽くまとまりやすいです。

揚げ焼きなら少量油で片付けも楽々

フライパンで作る「揚げ焼き」は、少ない油で作りやすい方法です。深い鍋で揚げるより手軽な一方で、油の集め方と返すタイミングで仕上がりが変わるので、ここだけ意識すると作りやすくなりますよ。

  • 傾けて油だまりを作る:フライパンの端に油が集まるようにし、鶏肉の「半分が油に触れる」くらいを目安にする
  • 入れたら少し待つ:最初に触りすぎると衣がはがれやすいので、表面が固まるまでしばらく動かさない
  • 片面をしっかり色づけ→返す:何度も返すより、面ごとに焼き色をつける(次に返すときは、油だまり側へ寄せると色がつきやすい)
  • 温度が落ちたら火加減で調整:具材を入れすぎず、ジュワッと音が続く程度を保つ
  • 最後は立てて油を切る:網やキッチンペーパーの上で落ち着かせ、余分な油を落としてから盛り付ける

ノンフライ調理

油をほぼ使わずに作るなら、オーブンやノンフライヤー(熱風調理)を活用する方法があります。揚げ油を用意しないぶん、下ごしらえと並べ方で仕上がりが変わりやすいので、ポイントを押さえておきましょう。

  • 下味をつける(漬けた後は余分な汁気を軽く切る)
  • 表面に薄く油をまとわせる(刷毛やスプレーで少量。粉をまぶす場合はここでなじませる)
  • 天板に並べる(重ならないよう間隔を空け、できれば網を使って下からも熱を当てる)
  • 高温で焼き、途中で上下を返す(色づきが弱い面に軽く油を足すと整いやすい)
  • 焼き上がりは数分置いて落ち着かせる(表面が締まり、切り分けやすくなる)

仕上がりは「揚げたての衣感」とは別物になりますが、軽めに揚げ物を食べたい日や、後片付けの手間を減らしたい日に向きます。

家庭で簡単アレンジ

おいしさを引き立てる添え物・ソースアレンジ例

揚げ物は、添え物で後味が変わります。同じ唐揚げでも、添えるものを変えるだけで「今日はこっちの気分」が作れるので、いくつか手札を持っておくと便利です。ここでは「味の方向性」で分けてご紹介します。

さっぱり系(柑橘・おろし)

  • 柑橘(レモン・すだち):香りが立ち、口の中がリセットされやすい(唐揚げ・竜田揚げどちらにも合わせやすい)
  • 大根おろし+ぽん酢:さっぱり寄りに(たっぷりのせると「和のおかず感」が出る)
  • 薬味(大葉・みょうが等):香りで軽さが出る。竜田揚げのおもてなしにも使いやすい

こってり系(マヨ・タルタル)

  • タルタル/マヨ系:コクを足してボリューム感を出したいとき(チキン南蛮風にも)
  • チーズ系(粉チーズ/チーズソース):こってり寄り、スパイス衣とも相性良く
  • クリーミー系ディップ(ヨーグルトマヨ等):重すぎずにコクを足したい日に

パンチ系(ねぎ塩・スパイス)

  • ねぎ塩だれ:香味で満足感を足しやすい(黒こしょうを少し足すと輪郭が立つ)
  • ホットソース:刺激と酸味でフライドチキン寄りに(衣のザクザク感と相性が良い)
  • スパイス(カレー粉・チリパウダー等):仕上げに「ふりかける」だけでも印象が変わる

ご飯が進む系(甘辛)

  • 甘辛だれ:ご飯が進む方向に寄せたいとき(丼にするときの強い味方)
  • 照り焼き風だれ:子どもにも食べやすい味に寄せたいとき。冷めてもまとまりやすい

迷ったら、「さっぱり系」→「パンチ系」→「こってり系」の順で試すと、味の差がつかみやすいです。丼にする日は、最後にご飯が進む系(甘辛)に寄せると、全体がまとまりやすくなります。

お弁当唐揚げのポイント

  • 小さめに切って揚げる:火が入りやすく、冷めても食べやすい。詰めるときに隙間も埋めやすい
  • 下味はやや控えめ→別添えで味変:レモン・七味・小袋ソースなど。食べる直前に“ひと足し”できると飽きにくい
  • 衣は小麦粉寄り:時間がたってもしっとり落ち着きやすく、粉が落ちにくい。見た目も整いやすい
  • しっかり油を切って、粗熱を取ってから詰める:蒸れを減らし、衣の食感が保ちやすい

竜田揚げおもてなしアレンジ

  • しょうがを少し強めに:香りが立って“和”の印象に寄る。しょうゆの香りもキリッとまとまりやすい
  • 季節の薬味を添える:大葉、すだち、みょうがなど。香りが添えられて、ひと皿の完成度が上がる
  • 和風あんかけ:だしを効かせたとろみだれで上品に。きのこや青菜を少し合わせると見た目も華やか
  • 盛り付けは“油切り→皮目を上に”:衣の立ち方がきれいに見え、食感も感じやすい

ザンギ丼アレンジ

  • 千切りキャベツ+温泉卵:丼にまとめると満足感が出やすい(キャベツのシャキッと感で食べやすさも上がる)
  • ザンタレ(甘辛)をかける:ご飯向きの味に寄る(たれはかけすぎず、まずは少量で“追いだれ”するとまとまりやすい)
  • 黒こしょうをひとふり:輪郭がはっきりする(仕上げに少しだけで十分)
  • 薬味を足す:刻みねぎ・白ごま・しょうが少量などで香りを足すと、最後まで飽きにくい

フライドチキンクリスマスアレンジ

  • スパイス衣で“それっぽさ”を出す:パプリカ、ガーリック、黒こしょうなど(香りを衣に混ぜるとイベント感が出やすい)
  • 骨付きと骨なしを混ぜる:食べやすさとイベント感の両立(子ども・大人で選べるのも良い)
  • コールスローやマッシュポテト:洋風の付け合わせで統一感(甘みと酸味があると全体が締まりやすい)
  • ソースを2種類用意する:ホットソース/ハニーマスタードなど、味変があると盛り上がる

家庭での揚げ物について

日本の揚げ物文化の背景

日本の揚げ物は、天ぷらや精進料理の揚げ物、洋食のカツ、惣菜文化などが重なりながら広がってきました。

天ぷらは屋台で親しまれた時代もあり、カツは洋食文化と一緒に家庭のごちそうとして定着し、惣菜としての揚げ物は「買っても、作っても」食卓に合わせやすい存在になりました。

唐揚げもその流れの中で家庭料理として根づき、しょうゆ味・塩味といった味付けの幅や、片栗粉・小麦粉の衣の工夫が各地で磨かれていきます。

さらに地域ごとの呼び名(ザンギ等)が育っていった、と捉えると、同じ鶏の揚げ物でも「違い」が文化として残っていることが見えてきて、食べ比べがぐっと楽しくなるのではないでしょうか。

揚げ物が食卓に欠かせない理由

揚げ物が親しまれる理由は、味だけでなく「献立の組み立てやすさ」にもあります。

  • 主菜として成立しやすい
  • 付け合わせで印象を変えやすい
  • 作り置き・弁当にも回しやすい

同じ鶏肉でも、粉・下味・仕上げだれで別料理になるのが、家庭向きのポイントです。

家庭で楽しむ揚げ物の魅力

家庭で作る良さは、

  • 好みの部位にできる
  • 味の濃さを調整できる
  • 衣の食感を作り分けられる
  • 揚げ色や香ばしさを、目の前で見ながら仕上げられる
  • その日の献立や気分で、添え物・たれまで自由に組み立てられる など

唐揚げ・竜田揚げ・ザンギ・フライドチキンは、材料が似ている分、下味(しょうゆ系/塩系/スパイス系)と、衣(片栗粉寄り/小麦粉寄り)の組み合わせを覚えるだけで、「別の揚げ物」に横展開しやすいのも魅力です。

週末にまとめて仕込んでおき、平日は揚げ方だけ変えて楽しむ、という使い方もしやすいですよね。

簡単に油処理

自宅で揚げ物するのをためらう理由の一つに、揚げ油の処理の面倒な点がありますよね。

家庭で取り入れやすい方法は、

  • 油こし:揚げかすをこしてから保管し、使える範囲で再利用
  • 固めるタイプ:冷めた油や市販の固化剤を混ぜて固め、可燃ごみなどとして出す、固める前に牛乳パックなどに入れると捨てやすい(※自治体の分別ルールに従ってください)
  • 紙に吸わせる:少量ならキッチンペーパーや古新聞紙などに吸わせ、袋に入れて捨てる

また、揚げかすを放置すると風味が落ちやすいので、こまめにすくうと片付けも進めやすくなります。

その他、調理法を揚げ焼きやノンフライにして、油使用そのものを少量にするという日も設けるなど、使い分けて楽しめると良いですよね。

まとめ

唐揚げ・竜田揚げ・ザンギ・フライドチキンは、どれも「鶏肉に粉をまとわせて揚げる」仲間です。

違いは、下味の方向性、衣の粉、そして食べる場面。ポイントを押さえると、同じ材料でも作り分けができ、献立の幅もぐっと広がります。

なお、唐揚げは広い意味では、衣を薄く(または付けずに)揚げる「素揚げ」も含めて語られることがあり、呼び名の境界は家庭や地域、お店の流儀でゆるやかに変わります。

だからこそあまり厳密な区別にこだわりすぎず、「今日はしょうがを効かせて軽めに」「今日はスパイスで気分を変える」など、その日の気分で自由に楽しむのがおすすめです。

さらに、ご当地独自の鶏の揚げ物や、とり天、チキン南蛮、チキンカツ(ささみフライ等)、油淋鶏(ユーリンチー)、ヤンニョムチキン、手羽先の揚げ物などにも視野を広げると、同じ鶏肉でも「別の一皿」がどんどん増えていきますよね。

衣やたれ、添え物を少し替えながら、揚げ物のレパートリーを育てつつ、お好みの味・食感を色々見つけながら、少しずつ楽しんでいきませんか。

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